バーニング 劇場版のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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バーニング 劇場版

[バーニングゲキジョウバン]
버닝
2018年上映時間:148分
平均点:7.00 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-02-01)
ドラマサスペンスミステリー小説の映画化TVの映画化
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タイトル情報更新(2021-06-24)【イニシャルK】さん
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監督イ・チャンドン
キャストユ・アイン(男優)イ・ジョンス
岸尾だいすけイ・ジョンス(日本語吹き替え版)
原作村上春樹『納屋を焼く』
脚本イ・チャンドン
撮影ホン・ギョンピョ
製作NHK
配給ツイン
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1.《ネタバレ》 噂通りのスゴイ映画。何重にも物語が交錯し、さまざまな解釈を呼びこむ巧みな構成。難解という評判もあるけれど、前半のヘミとの出会いからベンの登場による不穏な三角関係からは、韓国社会の格差問題への社会派的な問題意識も垣間見えるし、中盤のヘミの失踪からのサスペンスな展開は次に何が起こるのかという緊張感に満ちている。そんなわけで、構えて鑑賞したものの、結局はエンタメ的にも楽しめてしまった。ネット配信で見たので、1回見たあと、すぐにまた見直すと、いろんな言葉や表情、そしてショットの数々の意味が膨らみ、二重三重においしい。解釈はいろいろあって、あちこちでいろんな解釈を聞いたり、読んだりするのも楽しい。個人的には、存在というか「実在」をめぐる物語として見た。冒頭のソウルの街頭の雑然さ、生々しいセックスのシーン、ジョンスのどうにも散らかった実家、北朝鮮のプロパガンダ放送が流れる田舎の風景まで、前半はたしかにそこに「人」や「もの」が「在る」さまが描かれていたように思う。それが、あの夕陽のなかでヘミが踊る名シーンから、画面からは「在ったはず」のものが忽然と消えていく。「不在」が募り、現実と虚構が入り交じり、人々の証言は食い違う。何が何だかよくわからなくなったときに現れた、あるアイテムと「猫」の強烈な実在感。なかったと思っていたものが「在り」、あったはずのものがなくなる終盤の展開は、「実在」感の喪失という使い古されたテーマを、新しい感性で描いたと思う。「実在」感の喪失と、でもそのなかで確かに「在った」ことを信じて「書く」という行為は、まさに村上春樹の小説そのものであり、そういう意味では、やっぱりこれは非常に優れた「納屋を焼く」のアダプテーションなんだと思います。
ころりさんさん [インターネット(字幕)] 9点(2020-01-11 13:23:19)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5216.67%
6433.33%
718.33%
8325.00%
918.33%
1018.33%

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