1.《ネタバレ》 まず、男が読書をするファーストシーンで始まり、そのぎこちない演技を目にして、うわあ、なんだこりゃあ 先が思いやられるなあという思い。
続く、ユキとその男の別れる別れないのやり取りを目にしまして、うわあ、この男、ダサ過ぎるぞ 別れたい言われてるんやから、別れたれや、なのに女々し過ぎるぞ、髪型ダサいし、うわ、だめだこりゃあ これは相性悪いかも
と思ったのはここまでだ。
はい、何遍でも言います。だめだこりゃと思ったのはここまでだ。
続く、古着屋のシーンとなって世界は一気に変わる。間違いない、これは間違いなく今泉ワールドの幕開けだ。付き合い方が曖昧なカップル間に挟まれる古着屋店主、男が試着するが試着2着目が大きすぎたサイズの違い感、なのに彼女らしき女子がそっちのほうが似合ってるというその理由。いやあ、たまりませんね、相性悪しかなと思えたのは最初だけ。古着屋の試着シーンから先、どんなシーンであろうが、その間が愛しく感じる。最終的には、2時間10分です 長いのかもしれない しかし、長くない どんな会話であろうが、どんだけ放送事故のような間が出来ていようが、そこが今泉ワールドの真骨頂であるわけだからでしてね。いやあ、じんわりとゆったりとした無駄に時が流れて楽しさハンパないのです。
遡ること、ファーストシーンで男(荒川青=若葉竜也)の読書シーンがぎこちなく下手過ぎだったその理由が明らかになってゆく後半、はじめにヘタクソなヤツだなーと思っていてゴメンナサイでしたという詫びの気持ちが発生。そしてラストは幸せいっぱいを見せつけられたところでブチッと終わる。だがその心地好さたるや、相当なものなのである。
#タバコ二本もらえませんか →に、二本?
#実際もお茶の上 →成立してなき会話
#バカと言われた後のスキ →が好き