1.すべてが要る言葉で、すべてがいらない
人種、経済、家庭、べつにどの目線で見ても良いと思えた。
ただ全てを疑って、だからそれ以外は全て正しいとおもった
一人の少年の物語。
ただふざけている、ただ溺れているそんな描写だけでも
何か心をひっかいてくれるのだが、
シリアスに「弟が死んだ、そのときに仲間がそばにいてくれた。」
そんな一幕があり物語が引き締まる。
家族、とくに親が心配するのは当然。
だが、責任を持つのは子どもの過程か結果か。
結果、子どもが満足していたらどうか。
楽しそう。悲しそう。
怒っているな、喜んでいるな。
喜怒哀楽のそれぞれ大きな部分が詰まった名作。