1.《ネタバレ》 面白かった。この手のものは大体「最後はロボットが暴走して終わり」と相場が決まっていて、この作品もその通りだったのだがそれにもかかわらず楽しめた。しかも「怖い」一点張りではなく、特にお披露目のときに泣きだしたケイティに対するミーガンの対応は圧巻で、ホラー映画であることを忘れてしまうほど感動的だ。だがこの後物語はホラー調を強め、ケイティを守るためとは言え凄まじい殺戮が始まる。ミーガンを地面に叩きつけ馬乗りになり「お前、ミーガンをレイ○する気かよ!」と焦らせたあの超クソガキを成敗する場面での立ち上がり方や四つんばいで走るところ(同じく少女型AIロボットを主人公とした「わたしはあい」という漫画に同じような描写がある!)など実に不気味だ(でもスカッとした人も多かったはず:汗)。だが終盤は少し暴走に歯止めがきかなくなりすぎた感じで、エレベーターでの殺戮などやりすぎのようにも思われた(ケイティに関係ない‥‥よね?)。最後の最後まで見応えがあったがこれぐらいよい出来ならば次回作は「最後に暴走して終わり」という毎度毎度のオチ自体をぶち破るような斬新な作品を期待したい。あと「21世紀」にしては少々進みすぎた技術であるようにも思われたが、さて‥‥。あとね‥‥どうでもいいけどなぜ柵が壊れたままで犬が通れるようになってるの? あれ直しておけばケイティも噛まれなかったし、つまり犬もおばはんも死ななくて済んだよね?