3.合作だけど邦画(日本語映画の意)の中で1番すきかもしれない。タイトル通り、キーワードは目。カメラはしばしば二人の視点で進む。薮睨みのめがねはかけると世界がゆがむ。「目にごみが入っちゃった。舌の先でとれるかやってみてくれる?」 「みつめあうとなんでも許しあえちゃう。」 「目に見えるものすべてに情熱をもってる。存在することの楽しさを実感できるから。」 初対面のとき「笑うって変」と言ったKが、ひなのを愛するようになってからはしきりに笑うことを要求する。「もっかい。もっかい笑って!」二人の姿を見ていて、こいつらなんてかわいいんだ!!と何回も思った。なんだか感動してしまった。大衆社会の性質をを象徴するような満員電車の中で出会って、その性質とは全く逆の愛みたいなもんを育む二人がかわいく思えて仕方ない。どこか自分の周りでも、こんなかわいい出来事が起こっているんだろうかとまじで思った。