2.ハリーハウゼン作品初体験でごんす。今まで彼の特撮のハイライトシーンはテレビで見た事があったものの、「いくら映画史上偉大とか、後のクリエイター達に影響を与えたとかゆわれても、やっぱ今観たらショボく見えるのはしょうがないよなー」と思っていたのだけど、実際観てみたらこれがビックリするほど面白~い!何というか、童心に返った気持ちで普通にドキドキワクワクしながら観ちゃいました。思うにこの作品の魅力って特撮云々よりも、その見世物的ウサン臭さや妖しさにあるんじゃないかなー。あの、侍女が蛇女に変えられてしまう所とか、その他大勢的な乗組員がバシバシ怪物に殺されちゃう所とか、良い意味で乱暴な感じ。あ、それに時には敵、時には味方の魔術師とか、その彼にちっちゃくされちゃったにもかかわらずそれを大して気にしてないような(笑)お姫様とかも魅力的で、オチも可愛くて良いよね。ところで知り合いの中学生からちょっと面白い話を聞いたのだけど、最近彼の周囲では「スーパーファミコン」の中古ゲームが流行っているのだとか。そう、もう十年以上前のゲーム機で、ヒロシが「最近スーパーファミコンを買いました。スーパーというだけあって、映像がとてもキレイです」と自虐ネタにも取り入れていたアレ。彼曰く「最近のゲームって、確かに映像は綺麗なんだけど、肝心の内容が面白くないんだよね。技術と面白さって比例しないんだよねえ」。そう言われてみると、映画もそうだよね。最近のCGバリバリ、内容ショボーンの作品に食傷気味の方、試しにこの作品なんか、いかがですか?少なくとも僕はハマりました。