1.”あの「どついたるねん」の坂本順治監督が渾身の力を込めて描くボクシングファンタジー!”当時「どついたるねん」にえらく感動していたわたしに追い討ちをかけるごとく現れた坂本監督の最新作。しかも主演は「トラック野郎」シリーズで大好きな菅原文太と元ミドル級日本チャンピオンの大和武士!挙句の果てにはシュートボクシングのシーザー武志と来たもんだ。「この映画は只者ではない・・・」と勝手に思い込んだわたしは公開初日に劇場に飛び込んだ。そしてあまりの面白さに座席から落ちそうになった。真面目なのかふざけてるのか、現実味の無いストーリーはまさに”ボクシングファンタジー”だった。注目すべくは迫力ある挌闘シーン。ラストの文太&大和のボクシングチームVSシーザー率いる殺人格闘技集団?の戦いは本物の挌闘家だからこそ出せるリアル感と一発一発に痛さを感じさせる撮り方は素晴らしいの一言!特に文太とシーザーの一騎打ちはある意味崇高にさえ感じる名勝負だろう。