3.《ネタバレ》 直球って、こういうことを言うんですね(笑)
何の予備要素も無く、ただ“怖がらす”ことだけを考えて作られたホラー映画。
「主人公とヒロイン2人が生き残る」というホラー映画の鉄則を破って、ヒーローキャラをあっけなく(しかも残虐に)殺してしまうのは凄いですね。
『悪魔のいけにえ』も観ましたが、精神的恐怖は『悪魔のいけにえ』のほうが上ですね。ですが、擬似的な肉体的苦痛は本作のほうが強い。
フックに背中を突き刺すシーンの痛み表現は本作のほうがキツい。
しかも本作の製作側は、刺さった状態を持ち上げてもう一度下ろす(つまり傷口に再びフックを突き刺す)というシーンまで作り出してしまうんだから、悪趣味極まりない。
最初のフック突き刺しシーンより、後半に登場する、名付けて“やめろっつってんだろ”シーンのほうが観てて辛い。
「そりゃ痛い~!」と口をひん曲げてしまいました(笑)
原作ではちょびっとした映らなかったフックシーンをここまで膨らませるのは、やはりニスペル監督×マイケル・ベイ パワーかな、と思います。
徹底的にグロい+息できないほど怖いホラーが見たいなら、何を差し置いても本作をオススメします。
男性諸君にとっては、ジェシカ・ビールの素晴らしいスタイルも見所じゃないですかね(笑)