4.《ネタバレ》 「アリとキリギリス」に「七人の侍」を混ぜたらしい作品。そういう意味では、子供の頃初めて見たこの作品が俺にとって初めての「七人の侍」だったのかも。
個性豊かな虫の面々、でも「七人の侍」で言う野武士が虫で言うイナゴ(食物を食い荒らす農家の天敵)ではなくバッタというのは子供への配慮?
人間にとっての雨粒が虫には巨大な水球になって襲い掛かるのだなと勉強になった。
今回はキリギリスが泣きを見るのではなく、バッタの脅威に蟻がコツコツ準備をして逆襲するという話。
「からくりサーカス」といい、サーカスという“道化”が敵をやっつける展開は何故か燃える。それも人を殺すためでなく、仲間の鼓舞といった人々に喜ばれるパフォーマンスや、勝利のために芸で次の道に繋げていくという感じが良い。
蟻が自分よりもデカい虫を運べるように、ナナフシも太ったイモムシを担ぎ上げる!
敵のボスが偽物の鳥の火責め&本物の鳥にトドメを刺されるシーンは衝撃。
NG集にウッディまで出てきて爆笑。