幌馬車(1950)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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幌馬車(1950)

[ホロバシャ]
(遥かなる大西部)
Wagon Master
1950年上映時間:86分
平均点:6.69 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
アクションドラマラブストーリーウエスタンモノクロ映画
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監督ジョン・フォード
キャストベン・ジョンソン〔男優・1918年生〕(男優)
ジョーン・ドルー(女優)
ハリー・ケリー・Jr(男優)
ウォード・ボンド(男優)
ジェームズ・アーネス(男優)
ジェーン・ダーウェル(女優)
フランシス・フォード(男優)
堀勝之祐(日本語吹き替え版)
仁内達之(日本語吹き替え版)
北浜晴子(日本語吹き替え版)
原作ジョン・フォード(原案〔ノンクレジット〕)
脚本フランク・S・ニュージェント
音楽リチャード・ヘイグマン
撮影バート・グレノン
製作RKO
製作総指揮ジョン・フォード(ノンクレジット)
メリアン・C・クーパー(ノンクレジット)
配給セントラル
美術ジェームズ・バセヴィ(美術監督)
編集ジャック・マレイ
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3.《ネタバレ》 赤狩り(レッド・パージ)の嵐が吹き荒れた時代に反撥を示したジョン・フォードによる、自由を求めてひたすら大陸を旅する開拓劇。

初っ端から銃撃に始まり銃撃に終わる映画だが、とにかく地味で、のんびりゆったり、とにかく平和。音楽も旅人たちを称える歌が流れるくらいだ。
ジェームズ・クルーズの「幌馬車」やラオール・ウォルシュの「ビッグ・トレイル」のように吹雪を乗り越えたり、異文明との衝突もない。だが面白い。

強盗団が店に押し入っている最中からいきなり始まり、広大な河を渡っていく幌馬車…いや馬、馬、馬の群れ。馬の売買を生業にする牧童(カウボーイ)コンビとモルモン教徒たちの出会い。予告される彼等と強盗団たちの遭遇・何時出遭ってしまうのか分からない緊張。
保安官には口笛で暴走するような馬を売りつけたりする牧童たちだが、頼まれ引き受けた依頼は最後までやり遂げるプロフェッショナルだった。コラル(馬を囲う柵)の中でいななく馬たちを背にし、ナイフで木を削り話をまともに聞いていたのかも分からなかった二人がだ。

角笛のユニークな響きと共に出発し延々と連なる幌馬車隊を眺めているだけでも面白いが、ユーモア溢れるやり取りが程よく挿入され退屈しない。

芸人一座(三人)との出会い、何も言わずフラつく御婦人を支えに行くハリー・ケリーJr.の紳士振り、拾った酒瓶をはたき落しブッ倒れる気丈な女性、ほとんど喋らない赤毛の女性(是非ともカラーで見たかった)、尻を付き合い取っ組み合う喧嘩、水を勢いよくぶちまけ馬と観客をビックリさせる色っぽい場面、水場があると分かり銃声の音で猛烈に雪崩れ込む幌馬車の轟音、鞍を外して馬ごとつかる水浴び、罵声を浴びせても謝罪する馬にも何にでも優しい気遣い。

不穏な空気が流れるのは、モチロン例の強盗団が不意に現れる瞬間からだ。ライフルを構えたまま何時“しでかすか”分からない連中相手でも暖かく歓迎するワード・ボンド。彼は「作り話さ」とモルモン教…いや宗教そのものを小馬鹿にしたようなことも言うが、最後まで幌馬車隊のまとめ役を果たす男だった。

犠牲者を出さないために絶対無理をしない・出来ない、だから雪山も登らない、ナバホ族(自由を奪われた者同士の共鳴)と遭遇しても自ら武器を捨てて言葉を話せる人間を探し出して交渉。仲間たちもそれに応えるために“発見”したものを知らせるべく凄まじい速度で馬を飛ばして(しがみ付いたりして)引き返し、一緒に踊り、“しでかした”やつを車輪に縛り付け鞭を喰らわせ、隠し持った拳銃を受け渡し、インチキ役者とその嫁は勇気を振り絞り危険な岩肌を超える役を買って出たり、撃たれたら一瞬の銃撃戦ですべてを終わらせる。“蛇”がいなくなったら不要なものは投げ捨てててしまえばいい。
また同じような危険に遭遇するかも知れない。だが、男は旅をする仲間たちを信じているからこそ凶器を捨てることが出来るのだろう。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2016-11-07 13:42:23)(良:2票)
2.西部を目指すモルモン教徒の幌馬車の一行と、ひょんなことから彼らを先導することになった二人の若者。芸人一座が加わったり、先住民に出くわしたり、幌馬車が横転しかねない難所があったりと、その行程にはさまざまな事件が起こるのですが、中でも一番のモンダイは、逃亡中の強盗一味が何食わぬ顔で一行に加わっていること。やがて強盗一味は正体を明らかにし・・・と言う訳で、短い映画ですが、ユーモアあり、サスペンスあり、クライマックスの凝縮されたガンファイトも、派手ではないけど、なかなかに鮮烈。と言う訳で、非常に楽しめる作品です。主題歌の歌詞なんかを見てると、この映画における西部への旅が、終わりなき人生の旅路そのものを表しているようです。長い砂漠の旅においては、水が不足し困窮したりもするのですが、ついに川を見つけたとき、喜びに沸いた幌馬車たちが川へと殺到する。このシーンがとても印象的なのは、冒頭のタイトルの背景でも彼らが川を渡るシーンがあるから。単なる「川」、ではあっても、状況によっては感慨が、見る目が、大きく異なってくる。映画の中で何度も「川」が登場するのが象徴的でした。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 9点(2010-05-30 15:26:03)(良:2票)
1.《ネタバレ》 あら、評価低っ。私は好きです。朝食の準備や夜のダンスパーティの豊かな光景。ラストのガンファイトのサービスもあるし。元のロデオのチャンピオン、ベン・ジョンソンの見事な手綱さばき、ジェーン・ダーウェルのよく分からないキャラ、ジョーン・ドルーのきびきびと歩く姿。彼女が幌馬車の中で肩から上を出して、観客には裸と思わせてといて、実は服着てました~ていう細かい演出をやっているところもいいです。前半の川を渡るカットをラスト・カットに流用するというB級さ加減も好きです。
氏木さん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-26 12:40:33)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 6.69点
000.00%
100.00%
200.00%
317.69%
400.00%
5323.08%
6323.08%
700.00%
8323.08%
9323.08%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review2人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 8.00点 Review2人
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