1.《ネタバレ》 面白いというより大好き!
「ストリートオブクロコダイル」の長さは、短くて良い(短いほど集中できるから)。
動きがとても美しい。
とても滑らかで心地よく、でも独特の動きが美しい。美意識!
独特の雰囲気も古惚けた質感も良いです。
アニメーションに詳しくないので「ヤンシュバンクマイエル」と比較してしまう。
「ヤンシュバンクマイエル」は漂白剤がかかったような色あせた質感が古ぼけていて、それがどこか風化した楽園的なものを感じさせる。
「ストリートオブクロコダイル」は全体的に暗闇で薄暗い、光と影のコントラストがとても良いと思う。
アニメーションは密室で展開するのが面白いと思う。
現実と隔離された全く嘘の世界で、そこは箱庭のユートピアのよう。
独特の暗い雰囲気。古惚けた質感。
この暗い退廃的な場所にどこか居心地の良さを感じる。
憂鬱な音楽、でも途中で入るヴァイオリンの旋律の美しい音楽がこの作品に高揚感をあたえる。
内臓が出てくるのは良いのです。
しかしそこに釘がたくさん刺さっているのは痛々しいものがあります。
一瞬だけ映る人形の表情にゾッとする。あの顔は、、、