1.《ネタバレ》 なんとも悲しい映画です。純情だった青年が、だんだんと犯罪に染まっていく過程を見事に描いていきます。軽いコソ泥からついには警官殺しまで、青年はあっと言う間に暗黒へ転落していきます。犯罪を引き起こすのは「環境」なのか腐れきった「社会」なのかそれとも犯罪を起こした本人の「甘え」なのかなどなどいろいろと考え込んでしまい少し気が滅入ってます。前半はあまりでてこなかったボガードが後半は語りに語り裁判長、検事、陪審員を引き込む鋭い演説を披露してくれます。俺も引き込まれました(笑)。そして、ラスト・・・悲しい!!悲しいなんて言葉じゃ足りないよー!!なるべく少しでも多くの人に見て欲しい映画です。少年犯罪が激増したり凶悪犯罪が日常茶飯事になっている日本に対する教科書にもなるし反面教師にもなるそんな問題作だと思います。