《改行表示》25.《ネタバレ》 自分の力を超えた途方もない夢を持ちそれを実現しようとした時どうすべきか? たとえ不遇な人生になりえたとしてもこの主人公のように「だから何?わたしの人生よ!」って言えるのかどうか? そういう夢に向かう覚悟を問いかける映画だと思う 【srprayer】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-08-06 01:20:10) |
24.《ネタバレ》 数年ぶりにブルーレイで鑑賞しました。この映画は私の中では5本の指に入りますが、今まではSF映画としての面白さだけを見ていたことに気が付きました。これはエリーの贖罪の物語でもあるんですね。今回初めて気が付いたのですが、異星人が砂浜の砂をすくった後に掌で輝く砂粒の配列、エンディングの前にエリーが地球で砂をすくった後に掌にのこる砂粒の輝きが、エリーの父親が倒れた時に周りに散らばる錠剤の配列と同じなんですね。つまり、エリーにとっては地球外生命の探索=お父さんを探す旅でもあり、ようやくその重荷からか解放された、という非常に内面的なお話ともとらえることがもできる。本当によく練られた演出だと思います。しかし、落下シーケンスの開始のシーンは何度みても感動します。あのドキドキ・ワクワキ感は凄いです。 【けごや】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2012-01-29 14:34:26) (良:3票) |
23.《ネタバレ》 「宇宙に知的生命体が地球にしかいなかったらスペースがもったいない。」なんていうかっこいいセリフでしょう。テレビで放映されるたびに観てしまいますが毎回ワクワクします。ジョディーフォスターをはじめ出演者の演技もとても良いです。SFつながりのインターステラーのマシューマコノヒーが出てたんですね!どっちの映画も大好きですがクーパーと同一人物だったとは!素晴らしい! 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-08-25 12:28:06) |
《改行表示》22.《ネタバレ》 昨日久しぶりに再鑑賞しました。観ている最中からあまりのおもしろさに感動して号泣。改めて、、なんて面白い映画なんだ! 神を信じない人間を全人類の代表には選べない。まあこれは神を信じないから代表にしないのではなく、代表とは最も優れている人物であると同時に(良識ある)人類の平均値でもなければならないからですが、それってなんてリアルなんだろう。まるで、2010年の日本で言うところの国母バッシングによく似ていませんか? そして人々は証拠があるから物事を認めているのではなく、自分自身がそう思うから認める。神の存在を感じる時があるから神の存在を認める。エリーの言葉に嘘偽りを感じないからヴェガ人と接触したのを大衆は認めたんですよね。調査委員会は(公には)認めなくても。 さらにヴェガ人は言います。このワームホールは自分たちが作ったのではない。別の誰かが過去に作ったものだと。そんな大いなる存在を場合によっては「神」と称してもいいような気がします。 言ってしまえば、宗教も科学ももしかしたら同じようなものなのかもしれませんね。 【HAMEO】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2010-02-03 20:23:05) (良:1票) |
21.《ネタバレ》 もう何度見たか分かりません。ゼメキス映画の得意技、名台詞の使い方の絶妙さは泣かせます。エリーの科学者としてのカッコ良さとパーマーの宗教家としての存在感が最後まで生きてます。緻密に計算されたストーリーもテンポ良くて、憎まれ役のドラムリン、宗教過激派との盛り上がりも全く飽きさせない展開を作っています。なんと言ってもクライマックスシーンの美しさが最高です。 【おすし】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2009-11-07 01:58:08) |
20.《ネタバレ》 ジョディ・フォスターがSFを扱うなら取り上げるテーマはいくつもあって、例えば宇宙人と神、科学と宗教、異性も含めた様々な人同士の接触、宇宙人は出ないなど、他とは一味も二味も違なるのだという、とても彼女の拘りが感じられ、そして観客を途中で飽きさせない、良い映画になっていたという気がしました。さらに彼女の美貌も加え、とても面白かったです。中盤のパーティでのドレス姿は圧巻でした。ファンなら一度は観るべきです…もちろんストーリーを重視して。なお演技では初めて音が聞こえ、急いで基地へ戻る場面はとても興奮し、うまいなぁと改めて感動しました。難点の日本の描写は確かに、おそらく本当の日本人が出てないのでしらけてしまうのですが、でもこの大作で日本の場面があるというだけで、彼女のファンは私も含めてとても満足すべきでしょう。最高でしたので今後も繰返し観ます! 【teruhisa】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-06-17 00:39:39) |
19.《ネタバレ》 ワームホールの映像感覚がまるでディズニーのアトラクションみたいで酔いました。原作を読んでないのでこれが忠実な映画化なのか分かりませんが、エリーは目的を達成できたんだと思います。というか自分でそう納得して10点です。誰が何と言おうときっと本当にヴェガに行ったんでしょう。ヴェガ人も変に特殊メイクした奴じゃなくてよかった。サインみたいなエイリアンだったら冷めてました。 【亜空間】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-11-30 19:24:54) |
18.アインシュタインの言葉で、「私たちはいつか、今より少しは物事を知っているようになるかもしれないが、自然の真の本質を知ることは永遠にないだろう」というのがあるのですが、この映画もこの意味合いを持っているのだろうと思うのです。物事の本質を説明出来るのは、科学ではなく、宗教や感覚なのかもしれません。 【カジ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-06-18 00:37:15) (良:1票) |
《改行表示》17.《ネタバレ》 スペースがもったいないなんて台詞、他の映画にはこんな素敵な台詞はないですよ。 様々なテーマが融合し、消化されていく爽快感(解決されないままのテーマに悩まされることにもなったが)、謎解きの快感、腹立たしい宗教家、むかつく科学家、コンタクトすることのすばらしさ、様々な感情がわきあがります。 あと、この映画をみると生まれてきたことに感謝したくなります。ただっぴろい宇宙の片隅でせこせこ生きていくことがあほらしくなります。小さいことで悩むのもあほらしくなります。争いもあほらしくなります。なぜそんな思いを抱くかわからない人はぜひ見てください。決して無駄ではない150分です。 【NARCISSE】さん [地上波(字幕)] 10点(2005-05-23 20:46:52) |
《改行表示》16.クライマックスまでは小説読んでるような気分だった。とにかく先が知りたいっていう。神だのなんだのごちゃごちゃ御託がうるさい気もしたが、結論はまず出せないと思ったのでそのまんま受け止めました。そしたら妙にはまっちゃって、深夜に1人で観てたんですが久しぶりに口の中がカラカラになる状態になってしまって、エリーの震え声が移っちゃってるんじゃないかと思ったくらい。一緒になって猛烈に心臓ばっくんばっくんしてました。いや久しぶりだったこの感覚。ベガ人の気の長~~い話になぜかとても感動しましたし。SFってこういうものだと。もう涙が出そうでした。 少し俗な話になってしまいますが言わせてくれ。ウィリアムフィクナーよかった!すごくいい役だったよ!ずっと心配そうな顔してたけどなんかそれがよかったよ。エリーが宇宙に旅立つとき、出てきてくれてホッとしたし。エリーはこっちには興味ないのかと思った(笑)。 ケント・クラークか。フィクナーの中で最も好きな役の一つですね。←これってよくできた言い訳ですね。 それから音楽も。ピアノの単純なメロディーなのに胸がいっぱいになって泣ける。アランシルベストリ最高だねこの人。完璧にしてくれました。ありがとう。最高です。 |
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《改行表示》15.《ネタバレ》 人は誰もが手を伸ばしている、その孤独から抜け出したいがために。それは皆同じなのに、手を伸ばす方向が違うばかりに対立し、時には殺しあう。そのバラバラに伸ばされた手と手がつながった瞬間、私たちは「コンタクト」できるのだと。外惑星と地球、科学と宗教、政府と民間、タカ派とハト派、そして男と女、そのすべてが本当は同じ方向を向きたくて、手をとりたいと願い、叶わずにいる。地上で一組の男女が手をつないだラストシーン(厳密にはラストではないが)は、そのすべてが凝縮された、これまで腐るほど見てきたキスやセックスシーンよりも確かな手ごたえを持つシーンであったと思う。 とはいえ、時にツッコミを入れたいところもある。特にあのムキ歯君、君はテロリストには向かんよ、顔が目立ちすぎるから(だって出てきた瞬間、「スターシップトゥルーパーズ」のヤツだ!ってすぐ分かっちゃったし)。しかしこれもまた、映画は公式や科学論文ではなく、心によって生み出される産物であることのあかしであり、そうしたほころびが時に魅力となる、まさにスクリーン上の絵空事たる映画の真骨頂だろう。科学と空想、これもまた、人を豊かにすることができることで共通している(豊かにする部分は違っていても)。映画で語られたことばかりでなく、この作品を持ってして科学と空想が手をとり合った、というのはいささか考えすぎだろうか? |
14.《ネタバレ》 俺の中ではかなりおもしろい映画。まず、オープニングからしてはまった。地球と地球の音から始まり、やがて、その地球も音も豆粒以下になっていく宇宙の広がりを見せ、自分達ってちっぽけな存在なんだな~って感覚になり、その後、その宇宙の広がりが一人の少女の瞳の中に集約される。宇宙の広がりも人の中にある可能性や夢の広がりに似てる、そんな気持ちで、イッキに映画の世界にはまった。「だってスペースがもったいない」この台詞はほんとうまい。こんなロマンチックで洒落た宇宙人の存在説明は今まで聞いたことない。座布団100枚くらいあげたい。そんなファンタジーっぽい感じから急展開、宇宙からのコンタクトを受けてからは、観てる俺らも現実に今、本当に起こってる事をテレビのニュースで観てるような感覚になるドキュメンタリータッチの中盤。自分らも映画の中の人になったようなイッタイ感で、観ててゾクゾクしてくる。その後もサスペンス的なタッチで娯楽的な要素も忘れない。そして、固唾を呑む異星人とのコンタクト。おもしろすぎる。そして、なぜか泣けてくる。普通の感動とは違った感覚の涙やけど。でもこの映画は単なる宇宙人との遭遇を描いたSFではなっかた。その先があった。最後の審問会で、神は証明できないので存在しないと考える主人公が、自分に起こった出来事を説明するんやけど、それはまさに、神の存在を説く牧師と同じという皮肉。そこにこの映画の本当のオチがあった。目に見えるモノ証明できるモノだけが全てじゃなく、相反する科学と宗教も目指すところは結局は変わらないんだという脳と心の融合、それこそがこの映画のテーマなんやと思う。もう目からウロコ状態やね。俺って単純。そして最後の最後に夢を持たせる事もこの映画は忘れてない。説明できない18時間。そんなラストも好きやねん。観終わった後のなんとも言えない希望ある開放感。やっぱり映画はこうでなくては。んで最後に一言、この映画、俺なんかのダラダラした間抜けなレビューじゃスペースがかなりもったいない(と言いつつ長くてごめん) 【なにわ君】さん 10点(2004-07-13 11:47:29) (良:3票) |
《改行表示》13.単なるSF映画では終わらない、すばらしい作品。 今まで出会った作品の中で最も評価するものの1本です。 SFという大きな土台に、精神世界や宗教観といったモチーフを 乗せて、観客に人間の営みといったミクロな部分から、 その人類を宇宙規模で見るとどうか、という マクロな部分まで伝えようとしている、しかもそれが ちゃんと伝わってくるのが見事です。 ラストが気に入らなかった方もたくさんいるようですが、 私はかえってリアルで大好きです。 私はもともと宇宙人の存在を信じるほうですが、 この映画でますますその考えに自信を持つようになりました。 「私達の存在そのものが、彼らの存在を証明している」のだと 思います。でないと、 「スペース(宇宙)がもったいない」ですよね。 この広大な宇宙に地球人だけだなんて、傲慢な考え方だと思うし、 何より寂しくないかなぁ・・・ 宇宙人の存在を信じない○槻教授にぜひ観て欲しい映画です。 【ろこもこ・らいす】さん 10点(2004-07-01 02:20:53) (良:1票) |
12.《ネタバレ》 「地球人しかいなかったら、スペース(宇宙)がもったいない」という台詞は私が夜空を見上げるようになったきっかけの台詞です。ただのSF映画ではなく、実はとっても深い映画だと見直すたびに思います。 【viva】さん 10点(2003-11-10 19:54:19) |
11.この手のハードSF?が好きなせいも有りますが、DVDも買ったし、何度観ても面白いので満点付けさせて頂きます。この映画で完全にジョディのファンになりました。はまり役ですね。余談ですが、80年代の小説家J.P.ホーガンの代表作「星を継ぐもの」なんかも誰かに映画化して欲しいです。 【がーぷ】さん 10点(2003-09-21 15:04:36) |
10.《ネタバレ》 「コスモス」というカールセーガンの原作があるらしいのですが僕はそれを知らないのでよかった。コスモスと比べられているようですが、原作に対して忠実とは原作のコピーを造るのとは違うのではないでしょうか。重要なのは原作の世界観から原石となるものを汲みとり、それをどう消化して肉付けするかではないでしょうか。この作品は本格的なSFだが、光子魚雷もタコ宇宙人も出てこない科学虚構=サイエンスフィクションだからこの作品は正当な意味でSFである。父親の導きによって科学に道を見いだし、同時にその最愛となる人を失う主人公の設定がいい。彼女には科学は道であり砦でもある。9.99…を紙に書き続けたらどうなるのだろう。>9が増えるだけだろ・科学の功績は企業製品に託して恩恵を受けるべき←の人は楽しめない。哲学の問いに一度でも囚われたことがあるならこの作品を受け止められる。「ソフィーの世界」の実写版とでも言おうか。ロバートゼメキスの作品は躍動から静寂へ移り行く時に感じる孤独と、その背後に隠れた人間の可能性をを思い出させる。そんな感じの作品が多い。自我の確定があいまいな日本人にはピンとこないテーマだがメッセージは人間賛歌の優しい作品だと思う。 |
9.臨月のとき一番前で見ていて退屈な前半に比べ、後半はとても面白く大音量に、おなかの赤ちゃんも一回転していました。謎の大富豪が送信波解読で苦しむエリーに情報を提供するシーンがありましたが、「羊たちの沈黙」を思い出しました。 【フィャニ子】さん 10点(2003-05-15 14:10:52) |
8.自分の個人的な感想でしかないのですが、全ての映画の中で、もっとも好きな映画です。だから、10点にしました。SF映画(特撮もの)としては、ちょっと不満なところがあるのですが・・・。****************************************************あまりに好きな映画なので、勝手に続編なんぞを考えております。今度の映画の主人公は、コンタクトの最後で、エリーから宇宙の話を聞いていた少女。当時10歳だった彼女は、人類発の地球外生命体と接触したエリーに憧れ、天文学者の道を目指します。エリーが地球に帰還してから、アメリカ政府は、記録された18時間の謎について、調査を続けました。もちろんポッドを再起動してみたりもしたのですが、見た目どおり、何もおきませんでした。確かに記録されたはずの18時間も発生することは無かったのです。時は流れ、あれから26年の歳月が過ぎました。天文学者として、SETIの研究に携わっている彼女は、かのメキシコの電波望遠鏡の所長を勤めていました。26年前から流れ続けているべガからの信号の継続受信と、その他の天体からの信号の調査が日常の業務です。26年前の教訓から、新たに調査するべき星は、地球からの距離が52光年までの星に重きを置いています。べガからの信号は、絶えることなく続いています。今日は、調度26年前にエリーがポッドに乗り込んだ記念日です。26年前に流れたTV放送の電波が、そろそろべガに届いているかもしれない。そんなことを考えながら、べガからの信号を画像表示してみる彼女。そこには、今まで、一度も変わることなく流れていたヒットラーの映像ではなく、エリーのあの公聴会の映像が映し出されていました。公聴会の映像の後、浜辺にいるエリーの映像が・・・。”やっぱりエリーは行っていた!”幼い時からの疑問が晴れる彼女。最初の信号を受信した時のエリーのように、あわただしく仲間に連絡を取り、信号の調査に取りかかる彼女。副調波を調べてみると、地球のそれも英語で書かれた夥しい量の文章が・・・。*****************************************************という感じで、新たな展開が始まるんですけど。いかが? 【seeyou】さん 10点(2003-04-18 18:05:15) |
7.同時期にレンタルされていた(はず)「インデペンデンスデイ」の方がレンタル回転率は早かったが内容は雲泥の差。最初のシーンからジョディーが暗闇に消えていく最後の最後のシーンまで、文句のつけようのない内容です。音楽もワームホールの移動中の描写も全てが心に残る映画で、何度見ても飽きません。 【レナード】さん 10点(2002-12-10 21:19:28) |
6.この映画の本質を知るためには、カール・セガン博士のコスモス(宇宙ドキュメンタリィー)を見ておく必要がある。人類は太陽の子供達であり、人類はこの宇宙であまりに孤独な存在でる。コンタクトできる圏内に人類あるいは、宇宙人がコンタクトするにはあまりに宇宙は広い神と科学は融合し、あるいは科学はたくましく独立の道を歩むそうして生きたカールセガンという独りの人間と志を受け継ぐ太陽の子供達にこの映画の精神を捧げた、監督はあまりに偉大で愛情に満ちている、SFではない。科学が進化したらありえるそんな空想ドキュメンタリィーそれがコンタクトという映画である。科学する心、それを君に届ける映画だ。 |