7.《ネタバレ》 最高のホラー映画。
偶然だか必然だか全くわからない美意識が見事に完成されている。
狂った魔術的な雰囲気が素晴らしい。
登場人物がみんなおかしい。
普通の場面でもまったく正常ではない。
ぶっ飛びまくり。
音楽がまた素晴らしく、このサスペリアの名作は音楽によるところも大きい。
この作品は音楽によって作られたといってもよさそう。
音楽と映像が見事に融合した作品。
色彩が他の作品の美とは全く異なる際どい美である。
映像が奇蹟的に成功している場面ばかり。
たとえば玉が転がって叩きつけられる場面など。
ジェシカハーパーは非常に美しい。
こんな狂った作品の中で彼女の美しさが引き立つ。
オカルト儀式もなかなか本格的で、
リビングデッド、ラスボスの凶暴さはホラー映画において正に本物。
最後の崩壊の場面の迫力がまた素晴らしく、
炎が上がったときゴブリンのサウンドが鳴り出すシーンはこれ以上なく素晴らしい。
「ウィッチ」という響きとともに観客もたぶん魔法にかかる。