18.《ネタバレ》 優しくて暖かくて大好き。そうそう子供の世界って大人にはわかってもらえなくて理不尽に怒られるよね・・怒るなよーアリ大変なんだぞっ でも理不尽づくしでもなくて、溝に靴落として泣いてたら近所のおじさんが助けてくれるし 担任の先生が教頭にとりなしてくれたりする。たまたま体育の授業があって運動靴に引け目を感じなくてすんだり、ここらの監督の優しい眼差しにじーんとする。妹、ひいては生活のために4キロ走るお兄ちゃん。泣かずに見られない。この妹 普段はヨメさんのごとく不機嫌顔が多いのだけど、笑うととても可愛い。弱冠7歳にしてラストで見せる「やっぱりそんなものよね」的な諦念の表情ときたら。幸せな展開を予感させる冷たい水と赤い金魚がきれい。お父さん早く帰ってこーい。 【tottoko】さん [地上波(字幕)] 10点(2011-07-19 15:38:39) (良:3票) |
17.《ネタバレ》 とにかく2人の兄妹のいたいけな感じが、ハンパない。冒頭、ザーラの靴が持っていかれたシーンから、とにかく映画が終わるまで、この2人にこれ以上悪いことがありませんように願い続けた本作でした。何も起こらないことを祈り続けた映画なんて初めてです。お父さんに買ってもらった靴を履いてうれしそうにしているシーンを、エンドクレジットでも良いから観たかったけれども。でも。やっぱりよかった。ちょっと、迷ったけど10点です。 【なたね】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2011-07-11 21:50:20) |
《改行表示》16.《ネタバレ》 観終わった後こんなにあたたかな気持ちになる映画もそうありません。子役のかわいらしさといったら!主人公兄妹だけではありません、ザーラの靴を履いていた女の子もそうだし、お屋敷街の孤独な男の子も、出てくる子みんなみんなかわいすぎ!私はマラソンの結果をまったく知らずに見たので、あの最後の団子レース状態では、部屋で一人声をあげて応援してしまいました。最後の心憎い演出はすばらしい。あの後、アリ一家に起こったであろう出来事を想像する事は、監督から観た人へのプレゼントだと思います。好きなシーンはたくさんあるのですが、ザーラに癇癪を起こされたアリが『じゃ、洗おう!』とにっこりするところ・盲目の父親を手伝う貧しい女の子(ザーラの靴を履いていた子)を見て、二人であきらめた表情をするところ・庭師として入った豪邸の孤独な子に優しく寄り添うアリの姿(眠っちゃった子にぬいぐるみを添わせてあげるところなんかは、アリの優しさに涙が出てしまいます)など。甘やかされすぎて耐えることを全く知らずに育った現代っ子からは程遠い思いやりを持つ子供たちに『大人だな』と思わされます。大人たちも面白いですね、お父さん・隣人・学校の先生・寺院の世話係 などアリのよさをわかってほめてあげられるシーンを見るとほっとします。お屋敷街のおじいさんも、いい人でよかった。いつまでも心にとどめておきたい素敵な映画です! 【バッハバッハバッハ】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-05-21 11:11:36) (良:1票) |
【よしふみ】さん 10点(2004-11-28 13:18:33) |
14.イランってお国にはそない興味あるわけじゃなし、さらに、こんな平凡そーな映画なんて普通はあんまし観ないんやけど、なんなんやろ、間がさして観てしまいましてん。絶対ダルイで~って思ってたんやけど、独特なリズム、ってかテンポが、なんか変にここちよくて、妙にみいってしまい気づいたら、最後の展開にアクション映画なみにドキドキしてもーたです。イランの生活もなんかわかって観た後ちょっとしたお得感も味わえました。しかし↓のユーカラさまのレビューみて、イランのお国の映画事情ってそーやったんやと少し驚きました。とにかく平凡の中のドラマに興味ある人には(イランに興味なくても)オススメです。 【なにわ君】さん 10点(2004-11-16 01:13:07) |
13.とにかく一言、ハリウッド映画のように最先端の技術がなくても、これほど映画を面白くすることができるんだということ示した素晴らしいイランの作品。 ストーリーは至って単純。FBIもテロリストも出てこないし、カーチェイスもない。 しかしそれが面白いのだ。お兄ちゃんがマラソン大会で必死で走っている姿は、アメリカ映画の過激な銃撃戦を見るよりも、観客を緊張させ興奮させるエネルギーがある。 このように思ったのは私だけではないはずだと考える。 これはただ単に妹の靴を不注意でなくしてしまったお兄ちゃんが、四苦八苦しながらマラソン大会で靴を取り戻そうとする物語だと言い切ることができない不思議な面白さがある。 それは人間がしっかり描かれているからだと思う。 そしてそれを作り上げるために必要不可欠な「生活」が素晴らしく丁重に扱われている。 そして妹と兄という関係性の中に父親がこれもまたいい味を出している。 たったこれだけのことを映画にしてしまうイラン映画は、映画にとって何が一番大切なのかをよく分かっていると感じた。 ぜひハリウッド映画の中毒に冒されそうになったときの解毒剤に試用してもらいたい秀逸な作品。 【花守湖】さん 10点(2004-08-15 21:36:20) (良:2票) |
12.私もまずピュアという言葉が浮かんできましたね~。クレームつけたいところもあるにはあるんですが(笑)、途中から涙ボロボロ止まらんかったです。みんな逞しい顔してますよね、せつなに生きることがこんなに美しいなんて・・この子たちと比べると自分が恥ずかしいです。 【ジマイマ】さん [DVD(字幕)] 10点(2004-06-05 17:12:15) |
《改行表示》11.宗教的な理由か、施設の不足が原因か、イランの小学校は男女で授業時間帯が違っているらしい。修理したばかりの妹の靴をなくし、一足の靴を交代で使う兄妹。授業が終わって待っている兄の元にけなげに一生懸命に走る妹。でも、どうしても遅刻して先生に怒られている悲しそうな兄のアリの姿。 アリが庭師の仕事を探して裕福な家の立ち並ぶ町並みを父と自転車で行くシーンでは、イランの貧富の差を実感するが、政治的なメッセージをことさら封じ込めている控えめな表現がかえって現実社会の厳しさを連想させるものとなっている。 一足の靴がどんなに大切なものであるか、私たちが忘れてしまっていることを思い出させてくれた、心に残る映画でした。家族で観たいおすすめ映画です。 |
10.《ネタバレ》 妹のために必死で3等になろうとするアリを、「がんばれっ!」と手に汗握って応援してしまった。走りながら、アリが妹の走っている姿を思い出すシーンが好き。見た後にすごく爽やかな気持ちになれた。 【drop】さん 10点(2004-02-15 13:18:09) |
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9.大好きな映画です。みなさんのおっしゃるとうりで、日本人が忘れている美しさが上手く描かれていると思いました。マジット=マジディ監督恐るべし。。。 |
8.こういう映画、待ってました。異国のふいんきを十分感じることかでき、また、ストーリー展開も良かったです。アクション映画が飽きてきたぐらいに見ると、良いです。 【もんさん】さん 10点(2002-12-21 16:18:46) |
7.学校の憲法学習で見ました!!!最後のかけっこのシーンはとてもよかったと思います!!! 【洋画博士】さん 10点(2002-07-07 13:29:52) |
6.私は小さな日常にこそ本当の幸せがあるとおもいました。その世界を私は大切にしたいとこの映画を見ておもいました。一人の小さな力ではどうしようもない出来事が、大きな力によりときに起きたりします。小さな平和の世界を守りたいです。 【ちゃこ】さん 10点(2002-07-03 02:02:36) |
5.またまた素晴らしい作品に出会ってしまいました。国際テロなどのせいでとかく誤解されがちなイスラム諸国。でもこのイラン映画はこんなにも私たちを感動させてくれる。こういう作品の影響力で異文化同士の理解がもっと深まればいいのに。 【KARIN】さん 10点(2001-11-03 15:52:09) |
4.いまどきの日本に住んでいる者に、いろんな意味でカルチャーショックを与えてくれる。 【poi】さん 10点(2001-09-03 01:32:28) |
3.最後にお父さんが、二人分の運動靴を買ってるところが好き!涙が出た。 【ちの】さん 10点(2001-09-02 17:26:19) |
2.とにかく子供がいい!!!ヘタなハリウッドの子役なんかより断然いい。みんな自然体。キアロスタミといいマジディといいイランの映画人ってただものじゃないよ。 【シュープ】さん 10点(2001-07-17 02:31:29) |
1.“珠玉の名作”ってこの作品のためにできたような言葉。兄妹愛、子供に対する親の愛情、それぞれの子供たちのけなげさやひたむきさ、そして人が人を思う思いやりの心など、マジッド・マジディ監督が切々と描き謳いあげてゆく。実に学ぶべき点の多い作品です。未見のかたには、なぜ“赤い金魚”なのかはラストで初めて分かる仕掛けになっています。白日夢を見るかのようなその美しいシーンに感動し、心が癒されたかたもきっと多いはず! 【ドラえもん】さん 10点(2000-10-15 14:06:01) |