1.《ネタバレ》 僕の思う昔の怪奇映画感が結構出てて、またストーリー的にもかなり面白かったです。ホラー的な怖さはそんなにないんですけど、最後の絶望感からくる、あとを引く欝的な怖さ感が、かなりきましたよ。原作はどれも未読なんですけど、なんてゆーか、凄まじいお話ですねー。楳図原作の映画は色々見ましたけど、これが一番今のところいいです。主に洋館の中だけで起こる出来事にまとめてあるのも、一昔前のお金持ち感とか、そこに存在する不気味さとかよく出てて、雰囲気バッチリでした。こーゆう映画があること自体、多様性があって、ある意味、貴重です。おろちとゆう人ならざる者が狂言回しとなって、姉妹に起こる悲劇を描いた怪作でした。