1.X-MENファースト・ジェネレーションでは、普通の人と能力者の軋轢をふまえたドラマ性重視の内容だったが、こちらはこちらで、孤独な主人公のサスペンスアクション風な作品で、なんてゆーか同じ世界感なのに、別次元の戦いが描かれているみたいで、興味深く楽しめました。序盤の能力者たちのレンジャー部隊の展開は、なんだか戦争映画みたいだし、その後はこれまでのXメンとは全く違うテイストだし、ウルヴァリンは肉弾戦が得意なのでアクション映画として作りやすいのかもね。このまま、他のキャラにもスポットをあてれば、X-MENシリーズひとつで、アベンジャーズと同じ図式がなりたちそうです。ファーストジェネレーションとの別次元の戦いが、本編で融合されると思うと、本編の三部作をまた見たくなってきました。能力者たちと人の摩擦に悩みつつ、人を守ろうとするプロフェッサーX率いるXチームと、人に背を向けるマグニートー。そして、そんなものとは関係ない環境で暴力的な世界に巻き込まれつつ己の進むがままに闘うウルヴァリン。今観ると、最初の三部作がまた違って見えるかもしれません。こんどもし改めて観るなら、先にファーストジェネレーションを観て、次にこれを観て、本編三部作を見てみたいかな。まだまだ広がり続けるXメンワールド、新シリーズはどーなるのやら。ちなみに、エンドロール後に映像ありです。