19.《ネタバレ》 かつて2本立て、3本立ての名画座にラインナップされると必ず見に行っていた作品。「幽霊紐育を歩く」をリメイクしたいビーティがカシアス・クレイ(古いね)らに主演を依頼するが断られ、おまけに監督の人選も難航。それなら自分で撮って演じるしかない、とプロからスカウトの声もかかった腕を持つアメフトに置き換えて、新米天使役のバック・ヘンリーとともに作られた奇跡の一本。音楽は数多くの名曲を繰り出してきたデイヴ・グルーシン、ソプラノサックスの軽妙でコミカルなメロディをベースに、これぞ映画音楽というようなやさしい旋律をここぞで使う完璧なスコア。コーチ、悪妻や秘書役にも名優を揃え完成度はこの当時ピカイチだ。名優が荒削りなシーンの行間を埋め、キャラを補完してくれるからだ。おそらくプロデューサーの力と、様々な困難の末に映画化にこぎつけた初監督のビーティに協力したいという俳優ばかりなのだ。それにしてもなんて優しい映画だろう。ファンズワースに入れ替わったあとの執事たちにに見せる一言や優しさなども何回も見ると泣けてくる。ラスト近く、ジャレットになりきった主人公に置いてきぼりをくうコーチに切なさは残るが、今思えば、ヒロインがジョーの何か感じてジャレットと付き合い始めるその後を考えれば、彼女はコーチにその思いを伝えるはず。きっとコーチも納得するだろう。そんなことまで思いを馳せる映画はやはり名作だ。幽霊や天使が登場するからファンタジーではなく、初対面の選手らしき人に「もしよかったらコーヒーでも」と言われただけでクオーターバックと察する出来事がファンタジーなのだ。この映画を作ってくれただけでもビーティに感謝したい。 映画好きにはたまらない1本だ。 【やしき】さん [映画館(字幕)] 10点(2013-12-29 11:05:42) |
《改行表示》18.《ネタバレ》 この作品以降、似たようなゴーストものがやたら目立った気がしますが、今でも本作が一番好きな作品。天国への中継点があったり、新任天使の早とちりで間違って連れてこられたりという世界観がなんとも面白い。天使の姿が主人公ジョー以外の人には見えないことによるドタバタ喜劇も、そのはしりとなったのでは・・・ジョーがトムの体に移り、ジョーとしての記憶を失っても、ジョーが想いを寄せていたベティーと惹かれあうラストシーンがまた心地よい。 【きーとん】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-07-18 16:24:29) |
17.《ネタバレ》 大好きな作品です。大昔にテレビの深夜枠で放送されていた後かなりたって偶然DVD発見し購入。記念すべき初めて買ったDVDでもう何回見たことか…何度みても飽きないストーリー最高です。普通に考えたら無理な設定(死にそうな人に乗り移る)もよくよく考えればホントにありそうな話で、この映画でいう「決まっていること」は深く考えさせられ人の運命というものを想わずにいられません。今のアクション・CG全開なハデハデ映画と比べると、大変地味でたいして見どころはないかもしれませんが、ロマンチックで淡いロマンス…マジGoodです。 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-01-11 19:09:53) (良:1票) |
16.この映画をみるのは数年ぶりだが、何度見てもいい。30年前の作品だが、古さがまったくないし、特に音楽が感動を誘う。 【けいちゃん】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2008-04-20 20:52:34) |
《改行表示》15.ビーティーの才人さがよく判る映画です。 デイブグルーシンのスコアも素晴らしい(が、なぜかサントラなし) 【TVC15】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-02-25 10:04:51) |
《改行表示》14.デイブ・グルーシンの音楽が作品を際立たせる。 そして劇中で主人公「ジョー」の吹く下手くそなサックスが話に雰囲気を刷りこんで 行く。 ジャック・ウォーデン扮するジョーのトレーナー「マックス」との友情関係が とても素敵だ。 それが素敵であればあるほど、クライマックスの「マックス」の心情が切なすぎる。 余談だが、ジャック・ウォーデンは、キアヌ主演のアメフト映画「リプレイスメント」でフットボールチームのオーナー役を演じていたぞ。 本作へのオマージュとは考えすぎか?(笑) ちなみに本作はリメイク作品で、1941年製作のオリジナルは未見なのだが、背景が「アメフト選手」ではなく「プロボクサー」の話である。 【あむ】さん 10点(2004-06-09 01:45:35) |
《改行表示》13.もう、最高にすてきな映画! ロマンティックな終わり方も大好き! 【コウモリ】さん 10点(2004-02-22 09:30:44) |
12.このフィルムは僕にとって“学校”なんだと思います、もちろん今でも!生まれて初めて、ちょこっとだけ“人生”ってものを、教わった気がします。主人公ジョーはわずかのうちに、波乱な人生を経験しながらも、でも受難とも幸運とも言える運命を素直に受け入れ、たんたんと生きるてゆくんですね。その姿勢は少なからず僕に影響を与えました。確かにあの頃を境に、ずっと前向きなれたような気がします。ジョーが飄々と歩くシーン、そう決してカッコイイ歩き方ではありませんが、僕に「ああ人生って、こんな一歩一歩の積み重ねなんだ…」と、日々生きる大切さを垣間見させてくれたんです。そんなジョーの歩に合わせるかのように、また背中を後押しするかのように、D・グルーシンのあの曲が重なってゆくんです、もう涙が出ますね。今でも毎朝、仕事場までの道のり、歩いているとあの曲が頭の中で自動演奏される。ホントこの一本に今だ、救われてます(笑)。 【BUNYA】さん 10点(2004-01-11 04:14:23) |
11.良き時代のハリウッド映画を思わせるこのテイスト大好きです。事実、リメイクらしいけど、いいねこの映画。大林宣彦監督の「時を駆ける少女」のラストは、これを意識したのではないか?暖かいけど、切ないラストだな~。 【ひろみつ】さん 10点(2004-01-02 23:59:18) |
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《改行表示》10.この映画はいいですね。悪人も出ますが本当に嫌な人間は一人も出ません。登場人物全員を好きになれる稀有な映画です。特に召使と天使長に乾杯。ジェームズメイスンが天使役ってのがいいんだよなぁ。東野英治郎の水戸黄門みたいな感じで。 【渚の肺から心臓】さん 10点(2003-12-08 21:43:03) |
《改行表示》9.「あなたにとって名画とはなんですか?」と聞かれたとき個人的に真っ先に浮かぶのがこの映画です。自分の中の名画原体験映画であり、とても特別な映画。今でも野沢那智や 富田耕生、鈴木弘子がしゃべる名台詞の数々が頭に浮かびます。本当に久しぶりに(おそらくDVDかブルーレイ用に修正された)字幕版を見ました。見て気づいたのですが、私、テレビで放送していた日本語版しか見た事なかったんですね。知らないカットがいくつかありました(まぁ枝葉の箇所なので影響ないのですが)。そして字幕なのになぜか自分が見た吹き替えの声で台詞が聴こえます。そして最後には涙が…いやぁ映画って本当にいいものですね。そういえばこの新しい版、途中のお墓のシーンで、なぜか墓には日本語で「○○家の墓」とか刻まれていておそらく日本版用にCGで修正したんでしょうが、こういう改修は映画の雰囲気を壊すので不要だと思うんですよね。もう一つ余談ですが、テレビ版には吹き替えが2パターンあり、主要キャストのほとんどは同じなのに、なぜか「小原乃梨子」だけがヒロイン役と悪妻役で役が入れ替わってるんです。面白いです。私の記憶にあるのは悪妻役を演じてる方で、オリジナルの声にはこちらの方が近いと思います。とまぁ長くなりましたが、マイフェバリットなとても大事な映画です。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2003-12-01 16:56:31) (良:1票) |
【ココ】さん 10点(2003-07-13 21:49:44) |
7.これって決してハッピーエンドじゃないよ。だって愛する人の顔を見ても分かんないんだよ。こんなに切ないことってある!? 【マコちゃん】さん 10点(2003-05-28 12:58:34) |
6.素晴らしい作品でしたね。タイトルを見て、切なくて悲しい物語だと思っていたら、おもいっきりラブ・コメディーでビックリしてしまいました。ウォーレン・ビューティー演じるジョーがものすごく前向きで、いろんな人たちを巻き込んでいく姿が面白かったです。個人的には、あの大富豪の秘書と悪妻コンビが悪いんだけど憎めないキャラで魅了されてしまいました。ラストは心に温かい想いが湧きました。 【はがっち】さん 10点(2003-02-11 01:50:08) |
5.恋愛物映画としては最高の作品。次点が「ある日どこかで」…。ラストシーンの駆け引きは最高のできです。サックスで吹いている曲は、「アメリ」でも流れていました。”最近の映画は、リアリティの追及ばかりで、空想やロマンスといった映画ならではの魅力が無い”と思うのは小生だけでしょうか…。 【ても】さん 10点(2002-12-10 17:57:04) |
4.今まで見た中で、5本の指に入る作品。ユーモアと優しさに溢れた傑作です。(スタジアムでのラストシーンは感動的。) 【PKD】さん 10点(2002-11-16 19:19:30) |
3.僕が見た映画の中で一番好きな作品です。こんなに純粋に感動した映画は初めてでした。とくにラストはいつ見ても泣きそうになります。 【ナニワの梟】さん 10点(2001-09-29 22:20:01) (良:1票) |
2.映像はかなり安っぽかったり、よくわかんない話があったりするんだけど何故か好きな映画です。終わり方も好きです。高校をさぼって始めて見た午前中のあの時が懐かしい。 【鮫島】さん 10点(2001-09-15 03:16:39) |
1.リアルタイムで 観たときが 一番素直に作品を見れた年齢だった事もあり、個人的な想いが非常に強い作品。それ以後の『ゴースト』を見てもその他の類似作品を見てもこれほどの感動に出会えた事がない。恋愛映画に必ずあるSex描写もなく、歯の浮くような陳腐な甘いセリフも無い。心から楽しめた。なんと言ってもチャールズ・グローディンの演技が最高!。後 デイブフルーシンの音楽が完璧にマッチングし、派手さはないが、メロディーが心にしみた。 【toshi】さん 10点(2001-05-16 12:40:12) |