10.まいったなあ。
いや、評価が高いのは知ってたけど、これほどとは...
ラストのエピローグ以外、ストーリー的には、どうってことないはずなんだけど...
最初のうち、ドラゴンに乗って飛ぶところは「宮崎駿パクってるなあ」なんて斜めに見てたんだけど...
最後の30分は、もうアニメであることを忘れてた。
最後の15分は、泣いて泣いてなんだかわからなくなって見てた。
だから、もう1回最初から全部見た。
こんなこと初めて。
子供向けハリウッドアニメのはずなのになんでだろう?
自分は最近、観客層のターゲットを明らかに細く絞りこんだ邦画と邦画アニメをよく見て、それにそこそこ満足してたクチ。
だから、こんなことがあるなんて思いもよらなかった。
とにかく、子供向けアニメだろうと、ベタなストーリーだろうと、演出次第で何百本も映画を見てきた観客の感情をここまで揺さぶることができる。
この映画は、映画の奇跡として、あるいは劇場用アニメの教科書として、長く長く語り継がれるに違いない。
DVD鑑賞のくせに、自分は勝手にそう断言しちゃう。