12.《ネタバレ》 ブルースウェインの成長が見られる本作、シリーズの中では一番好きでした。そもそもが財力と優秀な取り巻きによって作り上げられたヒーローは、生い立ちこそ気の毒な孤児なんだけど根っからの大富豪で、志や義はあるもののどうしてもそのお坊ちゃんキャラが邪魔になってしまってました。バットマンにとって最強のパワーポイントである財力は、ブルースウェインというキャラクターにとっては最大の欠点になっていました、少なくとも私の場合。前作では数少ない理解者の中の一人レイチェルを失い、今作では命綱の財力を失い、レイチェルがらみで親代わりのアルフレットにも去られ、それはもうこれまでのバットマン、何だかんだ言ってもボンボンだろバットマンは身ぐるみを一枚ずつ剥がされていく事になるわけです。更に、自分との共通点を見たキャットウーマンからは一瞬、ミランダからはがっつりと裏切られたりで、自分の信じる正義と他者のそれとの違いを突き付けられます。前作での戦いの結果生まれたデント法にしても、(その内容は不明ですが)それが果たしてゴッサムシティを平和に導いたかというと全くそんな事はなく、とにかくブルースは身も心もボロボロなわけです。そしてあのラスト。もうそれまでの悶々、鬱々していたものを、一瞬にして全部まとめてくれました。これは歴史に残る感動のラストシーン、マイベストラストシーンに認定です。あ、アベンジャーズエンドゲームかなぁ・・・ 【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 10点(2023-03-20 14:55:02) |
《改行表示》11.3作目でもクオリティが落ちないのが素晴らしい、おもしろいね 【pillows】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-04-05 03:30:26) |
10.《ネタバレ》 おもしろい!約2時間半飽きることなく常にどきどきはらはらさせていただきました。JGLの若き熱血刑事が良かったです。後半はそれぞれが敵と戦ってたり目的追行してたりと同時進行してますが、ごちゃごちゃすることなく、どれも丁寧に作りこまれてると思います。ラストは続編への伏線だと期待してます!ラストのゴードンの「バットマンだ」の台詞がかっこいいですね。 【はちまろ】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-03-27 00:02:58) |
9.《ネタバレ》 映像、演出ともに抜群。映画はやはり進化していた。シャープなアクション。これ以上はない絶望をヒーロに課すという設定。たまげるどんでん返し。見事です。見事な前作をさらに見事にした。もうこの点数しかない!これだけのストーリーに耐えうる映像を創れたのならば、日本の「AKIRA」も映像可能でしょうが、しない方がいいかも・・こんな見事な作品があった後では薄れてしまう。もったいない・・・ 【トント】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-01-03 03:16:35) |
8.《ネタバレ》 バットマンの主な敵は、旧シリーズにも登場した、ジョーカー、キャットウーマン、トゥーフェイス、旧シリーズのみのペンギン、リドラー、ポイズンアイビー、ミスターフリーズ、新シリーズのスケアクロウ、ラーズ・アル・グールときて、今回はベインで、だいたい有名どころはこれで、実写化された事になる。映画化にあたって、敵の設定は、微妙に変えられているが、この微妙ってところが、新解釈っぽくて原作ファンの人には好き嫌いが分かれるところかも。ただ、なるほど、あの設定を、そう変えてくるか~とか、そこにあのエピソードを持ってくるか~という楽しみ方もある。例えは、今回のベインなどは、原作でもバットマンの背骨を折ったりしたし、元囚人の王で、ゴッサムの囚人を解放したし、ラーズ・アル・グールの娘と同盟を組んでゴッサムを攻撃するとゆうのも原作にあるが、これは別々の話で、つまり、ベインに関する様々な設定をうまく融合して、一本にし、さらにそこにキャットウーマンのエピソードを足した形になる。原作をリアルに新解釈として微妙に変換し色々な原作のエピソードを拝借して再構築している所はお見事であるが、僕はそれよりも、この映画全体から漂う雰囲気が、ただ好きなだけで、出来れば、この調子で、旧シリーズの敵役も全て出してほしいが、ゴッサムがここまで追い詰められれば、もう次は、地球を滅ぼす以外は驚異にならないので、これにて終了なんでしょーねー。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-12-21 14:22:13) |
7.《ネタバレ》 新バットマンシリーズの最終作ですが今作も名作です。1作目の父親の言葉を軸に挫折から復活までを描いていて、ラストはもう拍手を送りたくなるほどの大団円を迎えています。個人的にはキャットウーマン役のアン・ハサウェイが大好きなのでそこもgood。このシリーズは3作ともクオリティが非常に高くてこれに匹敵するのはロードオブザリングくらいでしょうか。この映画に関わった全ての人に拍手を送りたいです。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-12-17 23:07:27) |
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《改行表示》6.《ネタバレ》 完璧だった前作「ダークナイト」を受けての完結編、非常に楽しみすると同時に、どんな話にするのだろうと少し心配もしてました。結果として大満足。闇の騎士であるバットマンがついに日の光の下で戦うようになる。今作の最後のバットマンは、これまでのバットマンとは違う存在になったのだと理解しました。もはやブルース・ウェインはバットマンとして戦うことはなく、ノーラン編バットマンは確かに完結した。 悪役ベインは、「バットマン&ロビン」の印象があって、どうにも組織のリーダーというのがピンと来ず、終盤までずっと違和感があったのですが、実は真の首領は・・・ということで、この点も鮮やか。全く想像してませんでした。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-08-12 23:10:29) (良:3票)(笑:1票) |
5.《ネタバレ》 2度観ましたが、骨格はボーイ・ミーツ・ガール・ストーリーだということを確信しました。ブルースの最初のシーンで出会い、最後フィレンツェでのシーンも2ショット、しかもどちらでも母のネックレスを装着。ベインに負けゴッサムを離れる闘いのときにそばにいたのはセリーナ。戻ってきて最初に会うのもセリーナ。2度目鑑賞のとき、2ショットシーンでの会話を細かくチェックしながら観てましたが、実はブルースとセリーナの互いの出自や生育環境に対する様々な想いが台詞上かなり交錯してるのね。ブルースは、バットマンとしてハーヴィー・デント殺害のこと、個人としてレイチェルとの関係とその死という「恋愛問題」をクリアする必要があるってのが、実はこの作品の骨子なんですよね。バットマンのお話だから観客の関心は恋愛に向いていないんだけど、レイチェルのことを乗り越える「恋」をちゃんと描いたからこそ、「バットマンという絵空事」をリアルに感じることができると気づきました。しかも不~二子ちゃんと見せかけといて実はクラリス、ということで、ウェルメイドなボーイ・ミーツ・ガール・ストーリーに満点評価。作品内、シリーズ通しての伏線回収もほぼ完璧ですね。渡辺謙の取扱と、レイチェルのキャスト変更が残念ですけど。なお、pitと呼ばれる穴は、連れて行かれるときベインも一緒だったんだから、案外近所にあるんじゃないかな。ハリウッド的発想なら「必要なら完コピ作っちゃえば?」ですから、ストーリー上でもね。ミランダの財力を持ってすれば簡単でしょ。そうそう、穴の中でトム “Mr. Lawrence” コンティにまた会えるとは! 【shintax】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-08-02 19:25:26) (良:3票) |
《改行表示》4.《ネタバレ》 凄すぎた。特に最後の10分間は言葉にならない。 劇場で2回鑑賞しましたが、2回目で確信しました。 この映画はブルース・ウェインの物語だったんだと。 彼の心の葛藤や苦しみがすごく伝わってきました。 それだからこそのあのエンディングは感慨深いものがあります。 歴史に残る傑作だと思います。 |
《改行表示》3.《ネタバレ》 ネタバレ全開で鑑賞済みの方が見ると想定して書きます。 まず一点通常版、IMAX版それぞれ鑑賞しましたが、IMAX版はやはりアクションシーンの魅せられ方が凄かったです。環境的に許せば、ぜひもう一度IMAXでの鑑賞を推奨。 感想としては「完結作」この一点に尽きます。 バットマンを過剰に内面化したことへの反作用としての、アルフレッドとの離別。そしてすべてを乗り越えての再会。 圧倒的財力を奪われ一人の市民となった時、ブルースは象徴としてのバットマンを説き、橋の上でのブレイクと少年たち、そして最後のシークエンス「Mr.ロビン」の名前でブレイクが呼ばれる。 この辺の完成感が半端じゃない。 この大きな筋以外でも、端的には、暖炉でのミランダ/ブルースの会話シーン後に、奈落での会話を重ねて「酷い環境に生まれた/お坊ちゃん」というこの時点での、ミランダ=「子供」という暗喩や、 ミランダのベインへの最後の言葉「友よ」による、ブルースとベインの共通性だとか、細かいシーンが全編に埋まっているわけです。 単なる自暴自棄は、死の克服ではない。そうではなく、死を傍らに抱きながら生きること、それが生きるということそのものであるということ。バットマンからロビン、少年達に伝わるもの。個人がそれぞれを生きるということ。かけがえのない人間は誰しもに存在し、本当に守りたい「仮面をつけることで守られる人」が、特定の「誰か(ヒーロー)」ではなく、各々の意識で守られる社会。しかしまた同時に必要となる「自分にしか出来ないことなど無い」という謙虚さ。自分を信じ、人を信じることを伝える3部作でした。 【楊秀清】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-07-29 13:20:48) (良:5票) |
2.《ネタバレ》 自分の存在意義を見出す一作目。正義とは?悪とは?を問いかけた前作。ウェインが悩み、もがいた先に見出した答えを見せてくれる今作。物語として立派な完結編でしょう。そして私たちが平和を願うなら、この作品の続編は望んではいけませんね。お上手!そう考えると、アルフレッドがいかに人間味があって観る人に近しい人なのかわかります。親であり、友であるアルフレッドとウェインの会話で目頭が熱くなりました。何より、ウェインもいい加減報われてもいいのでは?と思っていた私にとっては最高のラスト。監督、次回作も楽しみに待ってます笑 【honeydew】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-07-28 14:58:50) |
1.《ネタバレ》 本日、蘇我で見てきました、12時スタート、実際には12時20分頃から、クリスチャンベールもすごいけど、ベイン、アノ悪者との戦い、いや、すごいです、完全に、やられる、、、、、とか、思わず声を出しながら、見てしまいました。キャットウーマンがアンハサウエイ、何か、優しい女性をイメージしてしまいます。あの医療ドラマに出ていた方ですよね。キャットウーマンなら、ハルベリーとかなら、色っぽいんだけどね。最後の最後で、バッドマン、脇腹を刺されるのだが、最後の巻き返しもあり、驚いてしまいました、モウイッサク、作るのかな?。2時間40分、見応えありました、不覚にも、おそらく、5分位、意識喪失、だが、目覚めても、えんえんとみごたえじゅうぶんです、楽しめますよ。でも、怖かったです、思わず、何度も、ウ、ウ、ウ。とか声出しちゃいました。怖いのダメな人は、このバッドマンは見ない方がいいかも、刺激強すぎるぜ。クリスチャンは、ターミネーター4より、コノバッドマンの方が、私は好きですね。映画楽しめますよ、面白かったです、暑い中、90キロ走って見に行った価値ありました。 【yasuto】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-07-27 21:13:10) |