9.《ネタバレ》 初鑑賞は社会人1年生の時に映画館で。
「リュック・ベッソンの新作だから」と言う理由で銀座の映画館に馳せ参じ、
その斬新さ・面白さに全身鳥肌状態となり、鑑賞を終えたその足で山野楽器のCD売り場でサントラ買って帰りました。
この手の暗殺者ものにありがちだった定説を見事にぶち壊し、粗削りが過ぎるものの強引にラストまで持っていくその勢い。
リュック・ベッソンの若さが炸裂した傑作だと思います。
特に秀逸なのはラストシーン。「手紙は破いた」と言うマルコの台詞にニヤリと笑うボブ、
「お互い寂しくなるな」「ああ」と言う短いやり取りの後に画面が暗転し、エンドロールが始まる...
エリック・セラの"The Dark Side of Time"も他には考えられない位にベストマッチ。
この終わり方、映画館で一瞬唖然とした後で思わず「かっちょえ~」と口走ってしまいました。