1.《ネタバレ》 大傑作!!私が行った映画館は笑いの渦でした。ノリの良い人ばっかりでよかった!
期待してたおおかみこどもの浅薄さにがっかりした思いが吹き飛びました。
人に猛然と薦めたくなる映画。
内田監督の映画は「運命じゃない人」でファンになりました。
その後の「アフタースクール」では気負い過ぎたのかイマイチ。
しかし、今回は肩の力が抜けたのか最高傑作となりました。
練りに練り上げられた脚本。「ゆったりとゆるいがテンポの良い」という難しい演出が成功。
全てのシーンに何気ない意味があります。
セリフに全く頼らず、役者の表情や仕草からわからせようとするすごさ。
喜劇では三谷映画を思い出しますが、三谷ギャグのように臭さ、いやらしさがない。
すばらしい胸キュンラストの後、エンドロールの途中でまたあるエピソードが盛り込まれますが、
これがおまけじゃない。
最高のラストシーン!これしかない。これ以上はない。
役者たちの演技も抑えに抑えてるのに火花が散るよう。
すごいねえ。堺からあの饒舌おしゃべりを奪い、下手な役者の演技をさせるとは!
香川も最高にいい。この映画で彼の演技のものすごさは再評価されると思う。
広末もはまり役といっていいくらいすばらしい。
これをつまらないと思う人はたぶん、ほら、例の「胸キュン装置」が壊れているのだと思う(笑)
たぶん今年の映画賞を総なめにするはず。
これが大ヒットすれば邦画の未来はある!とまで言い切りたい内容です。
一人で見るよりは是非彼女さんや奥さんと行ってください!
最高にほんわかした気持ちになれると思います。