ジャンゴ 繋がれざる者のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ジャンゴ 繋がれざる者

[ジャンゴツナガレザルモノ]
Django Unchained
2012年上映時間:165分
平均点:7.21 / 10(Review 91人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-03-01)
アクションドラマウエスタン犯罪ものバイオレンス
新規登録(2013-01-22)【8bit】さん
タイトル情報更新(2018-03-20)【TOSHI】さん
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監督クエンティン・タランティーノ
キャストジェイミー・フォックス(男優)ジャンゴ
クリストフ・ヴァルツ(男優)キング・シュルツ
レオナルド・ディカプリオ(男優)カルビン・キャンディ
ケリー・ワシントン(女優)ブルームヒルダ
サミュエル・L・ジャクソン(男優)スティーブン
ウォルトン・ゴギンズ(男優)ビリー・クラッシュ
デニス・クリストファー(男優)レオニード・モギー
ジェームズ・レマー(男優)エース・スペック
ドン・ジョンソン(男優)ビッグ・ダディ
フランコ・ネロ(男優)アメリゴ・バセッピィ
ジェームズ・ルッソ〔男優〕(男優)ディック・スペック
ドン・ストラウド(男優)保安官ビル・シャープ
ラス・タンブリン(男優)ジョニー・ケッチャム(ガンファイターの息子)
アンバー・タンブリン(女優)ジョニー・ケッチャムの娘
ブルース・ダーン(男優)カルカーン
M・C・ゲイニー(男優)ビッグ・ジョン・ブリットル
ジョナ・ヒル(男優)ランディ
ゾーイ・ベル(女優)追跡者
マイケル・ボーウェン〔男優〕(男優)追跡者
ロバート・キャラダイン(男優)追跡者
ジェイク・ガーバー(男優)追跡者
トム・サヴィーニ(男優)追跡者
テッド・ニーリー(男優)追跡者
マイケル・パークス〔男優・1940年生〕(男優)レクィント・ディッキー鉱業社の従業員
ネッド・ベラミー(男優)ウィルソン
エヴァン・パーク(男優)バッグヘッド
クエンティン・タランティーノ(男優)レクィント・ディッキー鉱業社の従業員
レックス・リン(男優)テネシー・ハリー
マイケル・バコール(男優)スミッティ・バコール
楠大典ジャンゴ(日本語吹き替え版)
山路和弘キング・シュルツ(日本語吹き替え版)
加瀬康之カルビン・キャンディ(日本語吹き替え版)
朴璐美ブルームヒルダ(日本語吹き替え版)
屋良有作スティーブン(日本語吹き替え版)
辻親八ビッグ・ダディ/アメリゴ・バセッピィ(日本語吹き替え版)
脚本クエンティン・タランティーノ
作曲エンニオ・モリコーネ"The Braying Mule"(「真昼の死闘」より)他多数
ジュゼッペ・ヴェルディ"Dies Irae(Requiem)"(「バトル・ロワイアル」より)
リズ・オルトラーニ"I giorni dell'ira"(「怒りの荒野」より)
ジェリー・ゴールドスミス"Nicaragua"
ルイス・エンリケス・バカロフ"Django Theme Song (English Version)"他多数
挿入曲トゥーパック・シャクール"Unchained (The Payback/Untouchable)"他1曲
ジェームズ・ブラウン[主題歌]"Unchained (The Payback/Untouchable)", 他1曲
ジョニー・キャッシュ"Ain't No Grave"
ジョン・レジェンド"Who Did That to You?"
撮影ロバート・リチャードソン〔撮影〕
製作レジナルド・ハドリン
ステイシー・シェア
コロムビア・ピクチャーズ
製作総指揮ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
マイケル・シャンバーグ
ジェームズ・W・スコッチドポール
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
特殊メイクグレゴリー・ニコテロ
K.N.B. EFX Group Inc.
特撮リズム&ヒューズ・スタジオ(視覚効果)
美術J・マイケル・リヴァ(プロダクション・デザイン)
レスリー・A・ポープ(セット装飾)
衣装シャレン・デイヴィス
録音ワイリー・ステイトマン
ゲイリー・A・ヘッカー
マイケル・ミンクラー
スタントトロイ・ギルバート
J・J・ペリー
ミック・ロジャース
その他ジェームズ・W・スコッチドポール(ユニット・プロダクション・マネージャー)
シド・ヘイグ(スペシャル・サンクス)
サシャ・バロン・コーエン(スペシャル・サンクス)
ラルフ・バクシ(スペシャル・サンクス)
アンソニー・マン(スペシャル・サンクス)
フランコ・ネロ(スペシャル・サンクス)
ジョセフ・ゴードン=レヴィット(スペシャル・サンクス)
ロバート・ロドリゲス(スペシャル・サンクス)
リチャード・ラウンドツリー(スペシャル・サンクス)
カート・ラッセル(スペシャル・サンクス)
RZA(スペシャル・サンクス)
ユージニオ・マーティン〔監督〕(スペシャル・サンクス)
セルジオ・コルブッチ(スペシャル・サンクス)
サリー・メンケ(彼女に捧げる)
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5.《ネタバレ》 南北戦争前の奴隷黒人があたり前のアメリカ南部を舞台に、ドイツ人と黒人のコンビの賞金稼ぎを描いた、一種のバディもの、そして血しぶきがブチャーと飛び散るマカロニウェスタンもの。突然出てくるドイツ人のヘンテコな馬車、そして奇妙なやりとりからの瞬殺の銃撃で、いきなり映画の世界にのめり込まされ、あとは、どこを切り取っても、かっこーいーのオンパレードで、気が付きゃ終盤、悪い奴らをボッコボコにするカタルシスとともにスカッとして終わり。「イングロリアスバスターズ」ではユダヤ人が、そして今作では黒人の観客が大喜びしそうな、歴史的に虐げられてきた者たちへ捧げるシリーズとでも言いましょうか、とにかく、最後は銃撃バンバンで、こっちのテンションはウヒョ――――ってなって、大満足でした。古いけど新しい所とか、奇妙な会話劇からの激しいアクション、エゲツナイ所は徹底的などタランティーノらしさも存分に味わえました。長いけど。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 10点(2016-11-02 01:38:19)
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4.《ネタバレ》 私はバイオレンス映画を好まない。タランティーノの代表作キルビルシリーズも見てはみたものの、ユマサーマンが美しいこと以外は、「やっぱりバイオレンス映画=血を好む人種のための作品」という既成概念をさらに固定化させただけだった。  しかし「イングロリアルバスターズ」を見た時からタランティーノは何かを持っている、と感じた。 その予感は、イングロリアルバスターズの次に作られた今作で、確信となった。  私が思うに、タランティーノも若い頃はただ「いかに残酷なバイレンスシーンを描くか」にだけこだわっていたと思う。悪役も、どこかマンガちっくなフィクションのキャラだった。  しかし、若い頃は何かテレくさくて隠していた、あるいは潜在意識の底で眠っていた”まっとうな正義”を、堂々とさらすことに抵抗感がなくなったお年頃に、彼もようやくなったということではないだろうか。 ナチスという悪を批判する「イングロリアルバスターズ」、そして黒人奴隷制・黒人差別を批判する「ジャンゴ 繋がれざる者」という”2大歴史上の悪”を、彼らしいバイオレンスの世界にサラリと落とし込み、見事に彼なりの”正義感”を表現した。  私はこの2作を「タランティーノ風味 社会派ドラマ2部作」とあえて言わせていただきたい。  彼らしいやり方で、”歴史上の悪”(ナチスと黒人蔑視の白人)に怒りの制裁を加える作品であったという共通点以外にも、これら2作では、面白い共通点があと2つ。1つは「イングロリアル~」ではヒトラーのいる映画館を、タバコの火で着火させたフィルム爆弾で業火で焼き尽くした。「ジャンゴ」では、ムッシュキャンディの手下達のいる邸宅を、パイプの火で着火させた爆弾で業火で焼き尽くした。タランティーノ式でいけば、極悪人は地獄の炎に焼かれて死ねということなのだろう。  もうひとつは、クリストフヴァルツが、この2作でアカデミー助演男優賞を手にしていること。同じ監督の2部作(だと私は思っている)で、連続受賞とか、かなりスゴイことだ。実際のところ、今作も彼の存在感は素晴らしすぎて、その話だけでこのコメント欄を埋め尽くすことが可能なくらい。敵との言葉での駆け引きのシークエンスは毎度見事で、彼の演技とタランティーノの脚本の華麗なるハーモニーといったところ。  「ジャンゴ」で描かれる黒人への残酷な虐待描写も、<タランティーノ=バイオレンス畑>という先入観で見れば「なんて残酷な!」と感じるだろうが、実際のところ黒人奴隷への虐待は、描写されているそのとおりの話であって、史実どおりの表現をしたまでのことであって、残虐なのはタランティーノではなく歴史上実際に奴隷をいたぶった白人達である。  ちなみに「当時は奴隷達がこんな目に合わされていたのか・・・」と、映画を見て知るという側面については、今作に限らず、たとえば「それでも夜は明ける」のように淡々と奴隷への虐待を描かれる作品でも知ることができるが、あちらは実話をもとにした映画がたまに陥る”脚色不足によるダラダラ感”が目立ち最後も”痛快なオチ”でもないわけだが、「ジャンゴ」のほうがやはり作られたストーリーであるがゆえに、飽きることなく鑑賞でき、”学び”と”面白さ”の一挙両得な作品で、黒人奴隷問題を描くものとしては、私は「ジャンゴ」が現段階でナンバーワン!だ。  そして劇中でシュルツの馬車を襲撃するために集まった白人達が、たいまつを持ち穴をあけた袋をかぶっているのだけど、穴のせいで前がよく見えないからかぶろうか外そうかでショーモナイ言いあいをしているシーンは、間違いなくKKKに対するタランティーノ式の風刺w
フィンセントさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2016-03-02 19:12:27)
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3.《ネタバレ》 劇場に観に行かなくて後悔した作品No.1。 話題になってた犬に黒人を喰わせるシーンは案外直接的には描いてなくてホッとしました。 冒頭のテーマソングからテンション上がりまくり!そして誰もが絶賛する名キャラクターDr.キング・シュルツ。最もかっこよかったシーンは握手を拒んでカルビンを射殺した後にすぐジャンゴに「すまない。我慢できなくて。」謝る前にすぐ後ろを振り返って他の敵を射殺することも彼なら出来たはず。自分の信念に従って悪党を殺し、でもそのせいで仲間を窮地に追い込んでしまった事を潔く謝罪。そしてあっけなく撃たれて吹っ飛び即死 。なんというかっこいい退場。これほどの紳士、漢が映画史全体を見回しても存在しただろうか? このキャラクターだけでも10点。
セラーズさん [インターネット(字幕)] 10点(2013-12-17 11:02:39)
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2.燃え盛る巨大な炎をバックに黒い肌のヒーローがニカッと笑う。 そこには、ありとあらゆる葛藤を超えた映画的カタルシスが満ち溢れ、「ああ僕は“映画”を観たのだ」という真っ当な満足感に包み込まれた。  正直、何をまずピックアップすべきかどうか非常に迷う。 歴史に虐げられた黒人たちのすべての怨念が凝縮し爆発したようなヒーローの存在感か、確固たる歴史的事実として存在するアメリカ奴隷制度の目を覆いたくなる残虐性か、稀代の映画作家が生み出した個性的なキャラクター達を文句の付けようも無く演じ切っている俳優たちの素晴らしさか。 どの側面から捉えても、この映画の価値は高く、揺るがない。  ただやはり、これがクエンティン・タランティーノの映画である以上、特筆すべきは「会話劇」の妙だと思う。 今なお鎮まるはずもない歴史的な“怒り”を礎にした荒ぶるバイオレンスアクションでありながら、この映画の構造の中心に存在するものは、最初から最後まで登場人物たちの「言葉」のやり取りだ。 あらゆる思惑の人間たちの対峙から生まれる会話によって、娯楽性に溢れた緊張と緩和が繰り広げられる。 それはもちろん、デビュー作以来貫き通しているタランティーノのスタイルであり、彼が映画史に残る“脚本家”でもあることの証明に他ならない。  「憎しみは何も生まない」だとか「憎しみの連鎖に終わりはない」ということを描いた映画は今とても多いし、僕自身本当にそう思わなければならないと思う。 しかし、結局そんなのは、自分自身が本当の憎しみを抱いていない者が言える綺麗事に過ぎないんじゃないかとも思う。 本当に深い憎しみや怒りは、ただ一人の人間の中で断ち切れるようなものではない。 この映画が生んだカタルシスのすべては、詰まるところそういう人間の純粋な感情に端を発している。  裁かれない悪に対して正義の鉄槌を下す。 あまりにありふれたそのプロットは、世界中の人々が映画をはじめとする愛すべき“作り物の世界”に求め、そして唯一許された「復讐」の手段なのかもしれない。  “映画”という娯楽の何が面白いのか、人々が観たい“映画”は何なのか、そういうことを誰よりも良く知っていて、誰よりも追求し続けているクエンティン・タランティーノという人間の真骨頂。 今、この時代に生きていながら、その彼の最新作を映画館で観ないのは、あまりに勿体ない。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 10点(2013-04-13 16:31:48)(良:2票)
1.ジャンゴの衣装が何パターンかあったけど全てがかっこよくて良かったです。    内容は完璧だったし。
パプキンさん [映画館(字幕)] 10点(2013-03-02 22:19:01)
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【点数情報】

Review人数 91人
平均点数 7.21点
011.10%
100.00%
200.00%
311.10%
422.20%
522.20%
61617.58%
73134.07%
82527.47%
988.79%
1055.49%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.75点 Review4人
2 ストーリー評価 6.88点 Review9人
3 鑑賞後の後味 6.88点 Review9人
4 音楽評価 8.11点 Review9人
5 感泣評価 4.83点 Review6人
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【アカデミー賞 情報】

2012年 85回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞クリストフ・ヴァルツ受賞 
脚本賞クエンティン・タランティーノ受賞 
撮影賞ロバート・リチャードソン〔撮影〕候補(ノミネート) 
音響効果賞ワイリー・ステイトマン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2012年 70回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
助演男優賞クリストフ・ヴァルツ受賞 
助演男優賞レオナルド・ディカプリオ候補(ノミネート) 
監督賞クエンティン・タランティーノ候補(ノミネート) 
脚本賞クエンティン・タランティーノ受賞 

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