13.私の家庭内でいろいろなことがいっぺんにおこり、心も体もぼろぼろの状態だった時、ふと映画というものに興味がわき、この映画に出会い、日々のつらい出来事にも耐えられる、今の僕がいると思う。本当にこの映画は僕の人生での運命の一本だと思う。家族や人間関係、心の問題など、悩める人々にはもってこいの最高の作品だと感じる。とにかく様々な人々に観てほしいと思う。タイトルも素晴らしいの一言です。 【バトルコサック】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-02-24 05:06:31) |
12.学生のころ観て、いろんなことを考えさせられ、また、勉強させられた(と自分では思う)、深ーい映画です。人間というものは、自分の気持ちをなかなか自分でも理解できないものだけど、すなおになって現実を見つめれば、理解できないものではないのだな、ということを教わったように思います。母親のキャラがムカつく人が多いだろうと思いますが、彼女のムカつくいろんな態度は、他の人の言動に連動したものであって、彼女自体が悪人なのではないのだと理解すれば、ムカつかなくすることが可能なのだと思います。息子のコンラッドや父親のカルビンも映画の最後にそのことに気が付いたので、自分から母親への態度を変化させることができたのでしょう。ただ、自分の気持ちは理解できても、その先で人間関係まで良くできるとは限らないというところが、ちょっと悲しい現実なのでしょうけど。 【かねたたき】さん [地上波(吹替)] 10点(2007-06-03 01:25:34) |
11.《ネタバレ》 最低な母親。今まで見てきた映画の中のどんな極悪な登場人物よりも、醜くて憎らしい母親だった。あんな母親が本当にこの世にいるのだろうか?息子が可哀想で涙が出た。完璧主義者で独りよがりで頑固で、全く人の話を聞こうとしないし自分を変えようとも思っていない。この映画のラストは、あの頑固な母親が折れて、家族3人で解決できるって感じなのかと思っていたら・・・母親は最後の最後まで自分を変えようとしなかった。あんな最低な親がいるんだなあと悲しくなった。映画を観ている間も見終わった後も胸がキリキリしてイライラして辛かったです。子供が親に遠慮して機嫌とって接する家族なんておかしい。子供は甘えたいだけ甘えるものなのに。息子は親から全く愛を受けていないから自殺したり友達を傷つけたりしてしまうんだろう。本当に可哀想。悪いのは母親だけじゃない、あの父親も最低だ。胸が痛くなる内容だけど、約30年も前の映画なのに今でもどこかの家庭で起きる可能性がある内容で、全く古さを感じなかった。そしてその後家族について考えさせられる良い映画だった。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-03-14 14:42:06) |
10.《ネタバレ》 今回が初見のこの作品、思春期の息子と娘を持つ身になった今観てよかったです。はた目には幸せそうなこの家族は、最初から危うさのある家族だったような気がします。長男の死でそれが露呈したのでしょう。家族の関係の希薄さを感じました。長男の死から時が止まってしまっている母親、息子の葬儀で夫のシャツの色を気にするこの母親の愛情は本当の愛情と呼べるものなのか、ということをいちばん強く感じた。優秀で華やかだった長男は自分の成功を象徴する、虚栄心を満足させる存在であったのかもしれない。家族の再生を願う夫の意見にも耳をかさない、かたくななこの母親の生い立ち、境遇に何かあるようにも思う。実際、祖母が「厳しくすればいいのよ」と言い放つ。兄の死に責任を感じ、苦しむコンラッドを癒したのが医者であり、ガールフレンドという他人であるというのが寂しい、コンラッドがあまりにも可哀相。それでも母親に精一杯の愛情表現を見せるも母親は家を出て行ってしまう。何かを見出した夫と息子に対し、何も見出せずにいる母親。自分の望むとおりにしてくれていた夫がそうではなくなった時、居場所が無くなってしまった。彼女もまた、どうしていいのかわからず苦しんでいるのだ。ひとつ乗り越えることのできた夫と息子の待つ家にいつか帰ってきてほしいと、ラストシーンを見ながら願ったのでした。細かな描写で本当に丁寧な作品、厳しいけれど暖かいものを感じました。 【envy】さん 10点(2004-11-01 09:03:42) (良:3票) |
《改行表示》9.とても深い作品だがとても身近に感じられた。ティモシー・ハットンの「I love you」, ドナルド・サザーランドの「I love you,too」のラストシーンの台詞は忘れられない。 【ゆきむら】さん 10点(2004-08-08 23:06:26) |
8.とても怖いお話でした。最後、父親と心がつうじ合って抱き合うシーンは、ほんとうに涙しました。 【See】さん 10点(2003-07-05 02:14:59) |
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7.10代の頃に見た時は、地味でマジメな映画という印象だけで、特に心に残らなかった・・・。しかし、30代になって何気なくもう一度見てみたら・・・何故か登場人物一人一人の心情が痛いほど胸に迫ってきてもう号泣!!こんなに深く胸をえぐられる作品だったとはっっ!! |
6.良い映画です。あの、微妙な母の演技も大好きです。「普通の人々」っていうタイトルもいいです。アメリカの映画の流れとして、"普通の人々"を主題として、取り上げ始めた頃でしたし。とはいえ、やっぱり、監督のレッドフォードが冴え渡っているんでしょうね。特に終盤の描写は、精神的に弱い彼の心が見てるものに伝わりました。そそ。でも、母の設定がすごいですね。うまい。 【とーる】さん 10点(2003-02-02 05:13:25) |
5.とても感動しました。親と子供の関係をこれだけリアルに、説得力のある形にした映画は本当に数少ないと思います。長く後世に残る作品だと思います。 【野ばら】さん 10点(2002-10-25 16:28:45) |
4.この母親、インパクトありましたね。「まとも」をふりかざし、一見まったく「まとも」なのに、「このひとなんかおかしい、なんかまちがってるぞー!!」と言う思いを見るものに抱かせ、見るものを引きずり込んでいく。こういうところをきちんと押さえて筋をつくってあるところが、ほんとに凄いぞレッドフォードってかんじです。彼はもちろん「映画界の巨人」であるのは万人が認めるところですが、「アメリカの良心」と呼んじゃってもさしつかえないのではないでしょうか? 【ちずぺ】さん 10点(2002-07-10 00:48:37) (良:1票) |
3.学生の頃に観て、非常に心揺さぶられた作品です。若さというのは、整理されないいろんな感情の中で刹那的であやういものだということを「普通」の感覚として受け止めました。この絶対的な「信」を失った世界でいかに「誠実」に「真っ当」な道を生きていくことができるか? 普通の人々が「普通」に生きていくことが難しい時代になったことを予見した作品でした。でも、20年以上経った今、「普通」に生きることの難しささえも無感覚に受け入れられている時代になり、この映画に心揺さぶられること自体が、ある意味ではもう既に時代遅れの感覚になってしまったとも言えるでしょうね。 |
2.「イマジン」さんに同感。この作品を先に見ていると、「アメリカンビューティー」はどうしても安っぽく感じてしまいます。本当は上手くやっていきたいと思っているのに、相手の為を思っているのに、なぜかかみ合わない、素直になれない、あまりにも身近な存在の家族だからこその難しさを表現しているこの作品に敬服です。 【くまたん】さん 10点(2002-02-15 22:12:55) |
1.これは必見の映画ですね。家庭に悩む10代は特にかと。あと、助演男優賞を受賞したのはティモシー・ハットンでっせ! |