14.「スキャナーズ」でクローネンバーグを知り、本作で大ファンになりました。初期の彼の作品は、分かり易くてテンポが良く、それでいてカルトの匂いも残していて好きなものが多いですが、その中でも一番好きな作品です。クリストファー・ウォーケンは名優です。本作は4k版は発売されていないのでしょうか? 過去に何回も観ていますが、DVDでしか観ていないので、4Kとか高画質版が観れたらなあと思う今日この頃です。 【ぽじっこ】さん [DVD(字幕)] 10点(2021-02-27 12:07:49) |
《改行表示》13.《ネタバレ》 多くのクローネンバーグ作品に共通してるところがあるのは 本人が望んだことではない理由で 孤独におちいり、孤独に苦しむこと 孤独がどんなことか この監督は思い知らせてくれます その中でも傑出した作品だと思います 【こっちゃん】さん [映画館(字幕)] 10点(2016-03-03 01:12:26) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 クローネンバーグ監督は、「ヴィデオドローム」で多少敬遠気味だったのですが、この作品は監督独特の世界観が抑えられていてとても見やすかった。 よく見るとスティーブン・キング原作。キング原作の映画は低評価のものが多いのですが、個人的にはキング原作の映画はどれも好きで、はずれがほとんどありません。この映画が面白いのも納得です。 事故と昏睡が原因で手に入れた超能力、ですがその能力をまったく歓迎していないジョニー。全編通して、彼はサラを失ってしまった悲しみを全身から漂わせていて、超能力設定が霞んでしまいそうなほど。ですが、ひとつひとつのエピソードを通して、少しずつ授かった能力を受け入れ始め、前向きにその才能を活かし始めるその心の変化の機微がなんとも見事。 そして死ぬ間際のデッドゾーンの使い方は素晴らしい。最後はこれ以上ないくらい深い感動と悲しみを残してくれました。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-03-04 00:21:57) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 ただひたすら切なくて物悲しい。ただ大統領候補の話は少し納得がいかない。目的の為には手段を選ばずという感じがする。 【doctor T】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-12-23 17:47:35) |
10.クローネンバーグときて この題名やからてっきり、ドログチュのバリバリのホラーを想像してたんやけど、全然違っててん。淡々としてて派手なアクションもなけりゃ、ドキドキするサスペンスもないねんけど、まさかね~、クローネンバーグの映画で自分がちょっと泣いてしまうとは。ただ、俺は、なんかねー、見終わった後、勇気みたいなもんをもらってん。覚悟を決める勇気かな。自分の明日を捨て誰にも理解されずとも自分の中の正義と使命を遂行しようとする男の姿を見せられると、こっちまで熱くなってくるわ。そら、彼の明日は絶望しかないから捨てる覚悟ができたかもしれんけどね。でも自分を見失わず静かに生きる主役を演じるクリストファー・ウォーケンの演技には惹きつけられるモノがある。もしあなたが、今、すんごい落ち込んでて、明日を変える勇気が欲しいと思ったら、クリストファー・ウォーケンに思いっきり感情移入しながら、この映画を観ることをオススメします。幸せを失った悲しい男の生き様に何かを変える覚悟みたいなもんを得られるかもしれへん。ほんで、ひょっとしたら、あなたのデッドゾーンも変わるかも。 【なにわ君】さん 10点(2004-11-13 23:47:26) (良:1票) |
9.人は何のために生きているのか、そして何のために死んでいくのか。考えさせられた作品です。サスペンスであり、恋愛映画であり、おそらく原作では彼のヒーロー的な部分がもっと強調されていたのではないかと思います。世界を救う男として。でもこの作品は、彼女への愛が結果的にみんなを救い、自らをも救ったという静かな感動のラストになった。クリストファー・ウォーケンは冬が似合います。彼がその能力を発揮する瞬間、魂を奪われるかのように身じろぎ、一瞬ゾクッとしました。大好きな映画です。 【wish】さん 10点(2004-02-14 10:10:32) |
《改行表示》8.《ネタバレ》 昏睡状態から奇跡的に目覚めたのは、事故が起きてから5年後…。 望まぬ能力を授かり苦悩する、悲しく孤独な男を演じるのは、C・ウォーケン。普通ならば、超能力を持った主人公は華々しく、正に“ヒーロー”として描かれる事の方が多いでしょう。しかし、この作品は所謂“ヒーロー”的な人物ではなく、秘めた力によって苦しみ、周囲から孤立してゆく孤独な主人公と、事故によって引き裂かれた元恋人との悲恋を描いています。 私がウォーケンを知り、ファンになった切っ掛けがこの作品。感情の機微を僅かな表情で見事に表現している彼の演技は、とても賞賛に値します。 舞台が秋から冬に掛けてと寒々しさと、悲愴的な色調をもった作品ですが「クローネンバーグが苦手」と言う方はこの作品から挑戦されると良いでしょう。少々“キングらしさ”の方が際だっているかも知れませんが..ラスト、元婚約者の腕の中でジョニーがつぶやき、彼女が答える2人の場面は何度観ても、とても切なく感動します。 【MAZE】さん 10点(2004-01-24 22:59:44) |
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7.紛れもなく、クロネンバーグの最高傑作。なんという切ない映画か。音楽も素晴らしい。 【うさぎ】さん 10点(2004-01-10 02:00:58) |
《改行表示》6.《ネタバレ》 この作品の不幸は、SFとして紹介されてしまったこと。 実際にはラブストーリーです。事故による昏睡から5年ぶりに目覚めたとき、恋人は既に他の男と結婚していたなんて。彼にとっては5年前は昨日と同じなのに。その後偶然に出会った恋人とその夫に対し、明るく応対しながらも、別れたあとで涙をこらえきれなくなる姿がせつなくて、せつなくて。私的には恋愛映画のベストスリーに入れています。 【駆けてゆく雲】さん 10点(2003-12-26 22:24:14) |
5.もうもう、ウォーケンが切なくていいんだよ。たまらなく好きです。キング原作でここまでの完成度の高い作品って、珍しいよね。 【拇指】さん 10点(2003-11-20 22:17:29) |
《改行表示》4.この映画のせいで、ウォーケンにハマりすぎて一時頭おかしかった。彼の出演作品全制覇したのはこの映画のせい。罪な映画である。 もうほんとね~、哀しい役をやらせたら彼が世界一ハマると思う。それくらい、ジョンスミスは彼のための役柄だった。カテキョのシーンやばい。なにあの色気。 【Ronny】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2003-10-11 00:14:09) (良:1票) |
3.新たな能力を授かったばかりに起こる孤独、そして悲劇。何のためにジョニーは意識を取り戻したのか。言葉だけ並べるとクサイけど、そこをクリストファー・ウォーケンは見事に演じている。まさにウォーケンのハマリ役で最高傑作。そしてクローネンバーグ、スティーブンキング。この2人それぞれにとっても本作は最高傑作だとわたしは思っている。 【カズゥー柔術】さん 10点(2003-07-01 11:34:41) |
2.まるで主人公の心象風景のような寒々とした風景描写。望まずしてサイキックになってしまった彼の孤独と、一途な愛が丁寧に描かれている繊細な映画。クリストファー・ウォーケンの哀しい笑顔がいつまでも忘れられない。スティーブン・キングとデイヴィッド・クローネンバーグ両人の最高作品でしょう。 【poppo】さん 10点(2003-06-13 12:26:26) |
1.ウォーケンの最高の1本。悲しい結末に涙しました。淡々と語りかけるようなよさがあります。忘れられない映画のひとつ。マーティンシーンもよかったです。 【みんみん】さん 10点(2003-04-26 15:08:45) |