1.《ネタバレ》 今敏の作品はアニメでしかできない表現を使っていて、ヴィジュアル的に凄く楽しめると思います、現実と回想シーンが入り交じって展開されますが、まったく違和感なく見れます。
賛否両論となっているのはラストの一言だと思いますが、そのまま受け取るのは違うと思います。どう考えてもあの一言が不自然すぎるので。個人的な解釈では、あれは自分大好き的な一言ではないと思います。
鍵の君を追うため、女優になり、その思いが千代子を動かした原動力となり、結果的に女優として成功しました。ただ、気がついたときには、自分は既に老いてしまって、自分の老いた姿を見られたくない。再会したいけど、会いたくないという気持ちの表れの一言なんじゃないかと思いました。個人的には今敏監督作品で一番好きです。