アイズ ワイド シャットのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アイズ ワイド シャット

[アイズワイドシャット]
Eyes Wide Shut
1999年上映時間:159分
平均点:5.87 / 10(Review 301人) (点数分布表示)
公開開始日(1999-07-31)
ドラマ小説の映画化クリスマスもの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-10-23)【イニシャルK】さん
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監督スタンリー・キューブリック
助監督レオン・ヴィタリ(監督助手)
演出木村絵理子(日本語吹き替え版)
キャストトム・クルーズ(男優)ウィリアム・"ビル"・ハーフォード
ニコール・キッドマン(女優)アリス・ハーフォード
シドニー・ポラック(男優)ヴィクター・ジーグラー
トッド・フィールド(男優)ニック・ナイチンゲール
マイケル・ドーヴェン(男優)ジーグラーの秘書
マリー・リチャードソン(女優)マリオン・ネイサンソン
ヴィネッサ・ショウ(女優)ドミノ
ラデ・シェルベッジア(男優)ミリチ
リーリー・ソビエスキー(女優)ミリチの娘
アラン・カミング(男優)ホテルの受付係
トーマス・ギブソン〔男優・1962年生〕(男優)カール
レオン・ヴィタリ(男優)赤いマントの男
サム・ダグラス(男優)タクシー運転手
スタンリー・キューブリック(男優)(ノンクレジット)
クリスティアーヌ・キューブリック(女優)カフェ・ソナタの客(ノン・クレジット)
森川智之ウィリアム・"ビル"・ハーフォード(日本語吹き替え版)
佐々木優子アリス・ハーフォード(日本語吹き替え版)
江角英明ヴィクター・ジーグラー(日本語吹き替え版)
井上和彦ニック・ナイチンゲール(日本語吹き替え版)
池田勝赤いマントの男(日本語吹き替え版)
小川真司〔声優・男優〕ハンガリー人(日本語吹き替え版)
朴璐美(日本語吹き替え版)
仲野裕(日本語吹き替え版)
山野井仁(日本語吹き替え版)
岩崎ひろし(日本語吹き替え版)
渡辺明乃(日本語吹き替え版)
辻親八(日本語吹き替え版)
内田夕夜ホテルの受付係(日本語吹き替え版)
水野龍司ミリチ(日本語吹き替え版)
佐々木敏(日本語吹き替え版)
伊藤和晃(日本語吹き替え版)
小森創介(日本語吹き替え版)
坪井木の実(日本語吹き替え版)
原作アルトゥール・シュニッツラー「夢がたり」(早川書房)
脚本スタンリー・キューブリック
フレデリック・ラファエル
音楽ジョスリン・プーク
作詞シャルル・アズナヴール"Old Fashioned Way"
ドロシー・フィールズ"I'm in the Mood for Love"
作曲ディミトリ・ショスタコヴィッチ"Jazz Suite, Waltz 2"
ジョルジュ・ガルヴァランツ"Old Fashioned Way"
ヴィクター・ヤング"When I Fall in Love"
ハリー・ウォーレン"I Only Have Eyes for You"
デューク・エリントン"I Got It Bad (And That Ain't Good)"
オスカー・レヴァント"Blame It on My Youth"
ジョルジ・リゲティ"Mesto, Rigido e Cerimonal"
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト"Requiem K626, Rex Tremendae"
挿入曲ジョスリン・プーク"Naval Officer"他
撮影スタンリー・キューブリック(カメラ・オペレーター ノン・クレジット)
製作スタンリー・キューブリック
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ヤン・ハーラン
プロデューサーレオン・ヴィタリ(日本語吹き替え版)
配給ワーナー・ブラザース
美術ロイ・ウォーカー(プロダクション・デザイン)
クリスティアーヌ・キューブリック(オリジナル・ペインティング)
衣装マリット・アレン
録音グラハム・V・ハートストーン
字幕翻訳菊地浩司
日本語翻訳佐藤恵子
その他マイケル・ドーヴェン(プロダクション補)
あらすじ
ビルはNYで開業する内科医である。富豪の友人のパーティーから帰った晩、ビルは妻から意外な告白を受ける。それは平穏な夫婦生活を脅かす発端だった。患者の娘からの求愛。娼婦の誘惑。魔性の少女。会員制仮面乱交パーティーへの侵入。自らを犠牲にしてビルを救う謎の女…。疑うことの無かった夫婦という関係が多くの秘密のために揺らいでしまう。ビル夫妻に今すぐ必要な事は…。
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18.《ネタバレ》 以前この映画を観た時は、自分なりに解釈し、何とか良いレビューを書いてやろうと思い、繰り返し観たもんですが、今回、ようやく気が付きました。(自分なりに) この映画、例え監督の意図するメッセージや解釈があったとしても、そんな事はっきり言ってもうどうでもイイんです。この映画の監督、脚本は男。すなわち、少なからず「男性目線」に偏って描かれていると思います。OP一発目のカットがドレスを脱いでお尻丸出しのニコール・キッドマンの後ろ姿ですよ!次いでパンツ下ろしてオシッコするニコール。ちゃんとティッシュで拭くとこまで撮ってる!これに何の意味が?こんなの、他では決して見れない、って事です。クスリでラリった全裸の美女に、診察台の上で上半身裸のブロンド美女。医者にとっての役得満載。夜の街で声をかけてくるヴィネッサ・ショウ扮する娼婦(これまた美女!)。トムが彼女の部屋に入ると否応なしに期待が高まるでしょ?(でもここではヌードナシなのが残念!) 仮装パーティも結局のところ、こんなのあったらイイなぁ、っていう男が描く妄想であり、夢の映像化。まだあどけない可愛らしさのリーリー・ソビエスキーが下着姿でおっさん2人を相手にナニしてたんだ!?って想像掻き立てて仕方ないじゃないか!つまり「エロ」なんですよ、コレ。男前で医者、ニコールみたいな美しい奥さんがいるトムは何不自由ない暮らしだが、ニコール曰く、「男はアナがあれば入れたがる」いきもの、なんでしょうね。自分をトムに置き換えてラストのニコールの台詞を言われた日にゃ、そりゃ堪らんでしょうが、もしニコールが自分の奥さん、あるいは恋人だったら・・・。やっぱり男は・・・。って事ですよね?ただラストに女性であるニコールに主導権を握らせたのは、そういう事を考えるのは何も男だけじゃない、と言いたかったんでしょうかね?鑑賞後、「面白かったー。」という余韻には正直、浸れなかったですが、ニコール・キッドマンの美し過ぎる肢体(透けキャミソールで自分のちくび摘まんじゃった画が忘れられない(笑))は永遠の記憶なので、10点満点差し上げさせて下さい!
mikiさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2012-05-21 18:46:41)
17.《ネタバレ》 原作を読んで本作品を観、再び本を開いてみたら、映画の音楽とシーンが「鮮やかに立体的に」よみがえってきて、まるで別の読み物を味わっているようだった。細部が適当に変わっているだけで、大筋は原作通り。不気味な音楽、スローテンポな演技、冗長な時の流れ、それらが絶妙に絡み合うことで異次元空間を創り出し、夢と現実の境界線をひどくあいまいにする効果を生み出している。それにしても、この映画において、性の道具として扱われる女性たちへの同情と賛美の深さはどうだろう。乱交パーティは確かに目を覆いたくなる有様だったが、ヒールで歩く裸身の彼女たちは気品にあふれ、異彩を放っていた。マスクをしているので、女優の顔や知名度が武器になるはずもなく、衣装の力を借りることもできない。まさに肉体だけでオーラを放たなければならない。また、命をかけてビルを助けるために、画面上方中央のバルコニーから「イエス!」 と言い放った女性の神々しいこと! 何度見ても、「彼女は裸だ」 と信じるのが難しかった。
tonyさん [DVD(字幕)] 10点(2011-06-04 21:13:05)
16.キューブリックが最後に残してくれたのは、やっぱり「冷たく熱い視線」でした。それが今作には特に象徴的に表れていました。彼の作品にはいつもカメラのレンズを通じて彼の視線が在った様な気がします。冷静と情熱の絶妙なバランスを保った視線で被写体を見つめ続けて、時には笑い飛ばしたり、時には謎を残して見せたり。見えないはずのその視線を、観客はいつも感じながら、そして時には彼の視線と重なりながら映画の世界にのめり込むことができます。私はこれが彼の最後の作品として相応しいものだと確信しています。思ったより平均点が低くて驚きましたが文句なしの10点です。
ClocheRoseさん [DVD(字幕)] 10点(2008-04-12 16:19:33)
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15.もしかして、人間って本能だけで考えたら一夫多妻制で落ち着くのではないだろうか? 猿がそんな感じですから(ボス猿がグループのメスを最優先で囲ってる)。カメルーン等のアフリカ諸国のいくつかは今でもそうなってます。江戸時代も殿様が大奥ってのを作って側室を囲ってましたよね。 あるいは一人のメスに多数のオスが群がり後尾する。後はメスが単独で子供を育てる(母性本能ってやつ)。オスは次のメスを探して、また後尾しようとする。これは人間以外のほ乳類で頻繁に見られます。 人間だって本能的に言えば、夫婦以外の異性に性的感情を持ってしまうのは当然のこと(健全)に思える。それを行為に移すか移さないかは理性の問題である。その理性とは、やはり妻(夫)や子供を裏切れないという良心の呵責であり、家庭を守るという責任感であり、逆に言うと自分も家族からの信頼感を受けることにより繋がっているという安心感、平穏を崩壊させたくない思いから来るものだろう。 そんな人間の考える“家庭を作る”という制度は、自然の摂理である“本能”とは完全に反比例している? では“夫婦”というのは所詮人間が一人になりたくない為に作ったルールなのであろうか? 或いは他人の侵入を防ぎたいが為の防護壁なのか? そういった夫婦愛(感情)と性欲(本能)とが共存したアンバランスな世界を生々しく捕らえたのが本作である。 妻(ニコール)により“本能的な性”を知らされた男(トム)の嫉妬から生まれた性欲へのフェチズム。強靱な理性を盾に生きてきた男に芽生えた本能的な性への衝動を題材にすることにより、現代社会による夫婦間の生活&性生活の実態をあぶり出した野心的な一本である。
おはようジングルさん [DVD(字幕)] 10点(2005-08-15 10:49:04)(良:2票)
14.《ネタバレ》 キューブリック作品にしては、途中から急にだる~って感じておそれおおくもキューブリックも年老いてぼけたななんて思ってたら、最後の最後の最後、ニコールの一言、時間にしたらわずかコンマ何秒にこの映画のすべてを詰め込んでいた。キューブリックは死を間近にしてもキューブリックでした。
マグっちさん 10点(2004-06-05 03:24:24)
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13.《ネタバレ》 僕はこんな風にして、この映画を楽しみました。 この冒険談を夢と現実の二つに分けたのです。 映画冒頭のパーティーシーンと終盤のおもちゃ売場のシーンが現実にあったこととし、その他全てのシーンを虚構として捉えます。 当然、夫婦による鏡の前での愛撫シーンは、現実と虚像が反転するサインとして捉えます。 ベッドの上の仮面も同様です。 すると、冒頭のパーティーシーンと夫の冒険談にはっきりとした対比の構図が現れます。 ○中年男性にナンパされる妻への猜疑心――浮気を告白する妻。 ○若い女性に囲まれる夫の自負心――愛の告白を受ける夫。 ○中退したピアニストの同級生への不信感――不安定な生活を送る同級生。 ○金持ち主催者の性癖に対する強迫観念――理解不能な破廉恥パーティの存在。 ○「虹のふもと」――「RAINBOW」という名の貸衣装屋 といった具合です。 こういった見方をすると、夫の「全て告白する・・・」の解釈は大きく違ってきてしまうのですが。 まぁ、こういう解釈も出来るかな?――という事で。 
トムトムさん 10点(2004-03-22 21:58:15)(良:1票)
12.キューブリックも年を取ってボケてきたのか~と初めの方は思ってしまったが、だんだんキューブリック臭が漂ってきて途中から完全にキューブリック作品になってました。画が鮮やかなのと音楽が独特なのはもちろんのこと、他の作品に無い現代的なところもキューブリック色に染められ「キューブリックはいろんなところ見てるなぁ~」とだた脱帽するばかりです。ストーリーも独特の背筋ゾクゾク感が所々あり、変な世界ありと様々で決してエロくは無かったけど飽きずに楽しめました。そして何と言ってもトム・クルーズが良かった。今までトムの良さが全くわからなかった自分には感激としか言いようが無い、彼は裸になる必要は無いのだ。
taronさん 10点(2004-01-26 19:49:26)
11.《ネタバレ》 今ここにあることに感謝して、できることをしよう…完璧主義者のキューブリックのこんなに生を肯定する遺言が素晴らしすぎます。美しい映像や音楽、これ以上ないセレブカップルという素晴らしい素晴らしいおまけつきで、…しかもワーナーに対する告発映画でもあったとは…。一生繰り返し観たい映画です。
さんたさん 10点(2003-08-23 08:02:19)
10.素晴らしくエロチックだ。これほど感じてしまった映画は他にない。特に夫婦がベッドルームで繰り広げる会話(議論)。なんという生々しさ。即物的なファックシーンをご期待の向きには不評のようだが、このシーンだけで十二分に欲情できる。性の快楽さえconvenienceなご時世に、ラストのセリフは巨匠の最期のメッセージとして痛烈だ。ことによると私はキューブリックの中で、この作品が1番好きかも知れない。
poppoさん 10点(2003-06-10 14:33:57)
9.2回観ました。映画館で。キューブリックの凄さを改めて知ることになった集大成的な作品。これ以上彼の作品を観ることができないことが寂しくもあり…。公開から約一年後(でしたっけ?)にトム・クルーズとニコール・キッドマンが離婚。「あぁ、アイズワイドシャットが完結した!」と強く感じました。キューブリックのことだから、この事件を予測した上でのキャスティングだったと思います。満点。
クーさん 10点(2003-03-23 04:41:05)
8.日本人向きじゃない。無駄な台詞の無さがすごい。映画として完璧に近い。主人公が体験する夢のような事実、妻が見た事実のような夢、それがどちらであてもそれは過去のこと。自分が生きていく為に必要なのは目の前にある事をちゃんとすること。それが「FUCKよ。」の一言に濃縮して表現されいる。これも「ザ ビーチ」と同じように長年のもやもやに答えをきちんと出している映画だ。「宇宙の旅」のアンサーと捉えても良いかもしれない。
cabaiさん 10点(2003-03-05 17:42:52)
7.仮面をつけないでー、でも最高!!
トムクルーズと握手した人さん 10点(2002-10-21 13:51:05)
6.キューブリックの作品でも、理解しやすいと思います。18禁なのに15で観てしまった。
ハリウッドさん 10点(2002-10-15 23:44:59)
5. もっとエッチなのを期待してしまい思わずティッシュを用意してしまった僕ですが、その期待は見事に裏切られ、カナリ入りました。
さすらいパパさん 10点(2002-09-01 10:27:41)
4.観るたびに新しい事が見えてきて大変面白い!わからない人は何回も見て理解すべし!もったいないです。キューブリック作品初の日本人も出ているのだからちょっとは関心を持とう。
ジョーさん 10点(2002-03-06 23:58:56)
3.赤赤赤。印象派の中に自然の光を絵画に閉じ込めようとした人がいたけど、人工光をこれほど美しく描ける監督はいないでしょう。ただそれだけでは、退屈するところをピアノの音で緊張感を持たせています。この映画はストーリーを追っているだけでは駄作になってしまいます。
マゴリアさん 10点(2001-12-23 02:25:33)
2.全てのシーンが美しい。音楽も美しい。
サイケデリックスパイダーさん 10点(2001-09-30 12:28:45)
1.キューブリック最後の作品!!これは見ないと損だ!!
ミッヒさん 10点(2000-06-02 17:48:42)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 301人
平均点数 5.87点
031.00%
151.66%
2134.32%
3299.63%
43310.96%
54916.28%
65016.61%
73712.29%
84314.29%
9216.98%
10185.98%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.76点 Review13人
2 ストーリー評価 6.44点 Review18人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review18人
4 音楽評価 7.76点 Review21人
5 感泣評価 3.40点 Review10人
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【ゴールデングローブ賞 情報】

1999年 57回
作曲賞ジョスリン・プーク候補(ノミネート) 

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