8.チャン・イーモウ、コン・リーの一番良い時期の作品です。時代設定は1920年頃、辛亥革命は成ったがまだ封建社会は脈々と生きている、しかし主人公の着るもの、蓄音機などに新しい社会の息吹が感じられる。そんな中で次第にこの社会に取り込まれてゆく少女、他に生きてゆく術がない時代を良く表している。この時代はあと数年~数10年続く。この作品は昔深夜放送を40分くらい見てその後全編を見たくてVHSの中古を買ってしまった。 【hadani】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2012-12-13 12:49:09) |
7.一つの富豪一家の中における家法を下とする秩序、家法を守ることが一家の繁栄につながる。封建的なこの家において女は男子を産むための道具でしかなく、女たちは自らの地位を守ると共に高めるためあらゆる手を尽くす、家という社会を守るためならば何をしてもかまわない。この思想は家を国に置き換えればそのままこの国に当てはまり、外から見えない塀の中で行なわれている行為は、国と体制を守るためならば何が起きていても外には伝わらない。綺麗に整えられた構図、甍の波の中で赤々とともる赤い提灯が外から見るこの国をよく表している。 【亜流派 十五郎】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-11-05 21:02:01) |
《改行表示》6.夏、秋、冬と、季節の移り変わりとともに進むストーリーに、 なんだかどんどん体温を奪われていくような感じでした。ぞっとするほど美しく洗練された構図や色彩にも目を奪われました。 【あさ】さん 10点(2004-03-01 15:13:04) |
5.映像がとにかく美しい!淡々としたストーリーの進み方は、意外と最後まで飽きさせない。薄暗闇に紅灯がこうこうとともって、静かに終わっていくエンディングは今でも心に残っている 【かな】さん 10点(2002-11-04 19:32:22) |
4.ほんとに単純な筋なのにすごい印象的。第2夫人のしたたかさ、主人公の幼さ、第3夫人の意外性。それにあかい提灯も、足の裏をたたく槌の音も。足の裏たたきってどんな感じかなぁ~ 【ヒマジン】さん 10点(2002-01-22 20:26:03) |
【okピーちゃん】さん 10点(2001-09-19 16:42:58) |
【MARINA】さん 10点(2001-05-01 15:00:46) |
1.凄まじい封建社会を描いているものと、ちょっと観るのを敬遠していた・・・ら、いざ観てみるとその映像美と足の裏を叩く軽快な音色に魅了されていました。かなり奥深い映画です。 【☆】さん 10点(2001-04-21 01:19:45) |