1.2021年1月からの念願叶っての鑑賞。
ジュールス・ダッシン監督の傑作でした。
冒頭ナレーションが示すニューヨークオールロケで製作され、市井の人々の息づかいが感じられる映像に釘付け。
このナレーションの的確で小粋な語り口が心地良い。(公開直前に若くして病死されたそう 悲)
女性モデル殺人事件の犯人に警察が一歩一歩地道に迫り遂に追い詰めるテンポ良い展開が理詰めであり、捕り物シーンは手に汗握るもの。
そこにユーモアと人情話と寂寥感がブレンドされる脚本が見事。
MIPバリー・フィッツジェラルド。小柄で威圧感無しながら巌のような存在感。
ドン・テイラー。忠実な部下として職務に一途に励む姿。
共に魅せられました。
ここまでで9点
黒澤明、キューブリック、フリードキンを始めとした後生の監督に影響を与えたというところに+1点。