1.見知らぬ男と女が初めて出会うくだりが特によかったな~。お互い謎の指令によって孤独な戦いを強いられてる中で、はじめて同じ事態や不安を共有できる相手があらわれ、協力しあうしかないって状況が、なんか燃えるねん。一応、仲間みたいなもんやから、安心できるやん。それまで、ずっと一人で大変な目にあってたんやから。観てる俺もなんだか、心強い気分なれて。で、ここから二人でのカーチェイスが始まるんやけど、テンションかなりあがったな~。設定は使いふるされたSFネタみたいな感じやけど、それを最新のお金かけた映像とテンポのよさと緊迫感で楽しませてくれるってのも、俺は好きやな~。なんだか昔のSF映画をゴージャスにしてくれるテイスト、インスタントラーメンを、ちょっと手間暇かけて作って食べる感覚とゆーんか、普通の折り紙でめっちゃすごいもん作るってゆー感覚ってゆーんか、昔のしょぼいSF映画をこーゆうのでもっとよみがえらせてくれたら、うれしーかも。しかもSFってのは現実の問題点を荒唐無稽に見せてくれるので、映画にしやすいし、わかりやすいし、楽しめやすい。でも今のテクノロジーなら全然SFじゃないかもしれんな~。そのへんの微妙な所もいい感じのリアルさで。ちょっとエネミー・オブ・アメリカを思いだしちゃった。とにかく十分楽しめて満足できたので。