1.「不快極まる映画」そりゃそうでしょう。それが狙いなんでしょうから。「暴力をもって暴力を非難する」救われないこの家族に同情しろと?何を今更。他の類似作やホラー、サスペンス映画で今までどれだけの罪の無い人間が映画の中で殺されてきたか?麻薬、セックスに明け暮れるティーンが殺人鬼に殺されるシーンを見て同情するか?この映画の家族とどう違うのか?犯人である若者2人は他の映画の快楽殺人者と何が違うのか?何も違わないと思う。見ている我々を如何に不快にさせるか、その演出だけだろう。その点がこの映画は非常に優れている。それだけ。僕も含めて他の観客もきっと映画の中で人が余りにも残虐に殺されるのを安易に見過ぎて、見慣れていると思う。命の重さを気にしていないと思う。いや、イイんですよ、映画なんだから。映画だから楽しめばイイじゃないか。僕はそれで良いと思います。それが現実と虚構。虚構なんだからトコトン!不快に不愉快に。現実への警鐘よりも、この虚構はそのコンセプトを100%満たしている。「不快極まる映画」そう思われて100点満点でしょう、この映画は。なのでその道である「不快道」を極めているこの映画には10点以外付けようがないでしょう。「見て後悔した。」なんて言うのは人それぞれの感想ですからね。注・ナオミファンの方々は覚悟の上でご鑑賞下さいね。天国?or地獄?どっちだろうな?僕は五分五分でした。(笑)