30.バーホーベンの突出した最高傑作であると同時に戦争映画の傑作のひとつだと思う。戦争の本質(殺戮の快感と、醜悪さ、滑稽さ)を表現している所は『地獄の黙示録』と同様だが、この映画のスゴさはそれが少しも説教くさくないところ。近未来で敵を虫にしてはいるが、これは現代のアメリカのメディアを駆使した軍事国家ぶりを暗に批判していると思われる。自分達の敵は、アメリカ的価値観が通じない点では虫と同じ、と言っているようにも見える。理屈込みでも、理屈抜きでも楽しめる唯一の戦争映画。 【トマシーノ】さん 10点(2003-09-25 13:53:48) (良:2票) |
【ボボ】さん 10点(2003-07-14 18:46:04) (笑:2票) |
28.こんな映画他にない!原作とだいぶ違うみたいだけど、これはこれでスゲー面白い。だって虫と人間が戦争してるんだぜ!撃ちまくるしスッキリする映画!女は無理かも… 【Pepe】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-01-07 00:43:26) (笑:1票) |
【亜空間】さん 10点(2004-01-21 22:48:56) (笑:1票) |
26.人間って生身だと弱いんだなあ(笑)弱すぎ。それに男の悲しい性が出まくり。アメリカの大仰な表現を逆手にとったヨーロッパ的美学。明るい映像に鬱が混入していて、ドンパチ映画なのに何故か爽快感が湧かない。しかし、観た後に残る印象は深い。傑作です、面白すぎ。「アタック・ザ・キラー・トマト」や「スリーパーズ」「ゼイリブ」あたりが好きな方には絶対おすすめです。 【ricmania】さん 10点(2003-05-18 13:16:53) (良:1票) |
25.この映画は馬鹿映画です!!!!戦争を進めているとか、どうとかじゃあなくて、ただのお馬鹿SFアクション映画なんです!!!!まだ未見な人は、絶対に見たほうが良い! 【gilbert】さん 10点(2003-03-25 12:56:09) (良:1票) |
24.SF映画じゃスター・ウォーズより好きだなあ。つまりSFの中では最高。ブチブチに殺してバッツンバッツン殺されてグロ馬鹿痛快無比。小さいゴキブリを踏み潰すシーンとか知能あるボス虫に容赦なく注射ブッ刺すところとか、戦意高揚風のシーンとか、戦争のスゴさ(色んな意味での)をバーホーベン流に正義の国アメリカに突きつけてるなぁ。これが戦争だぞ、と。もちろんそんなくだらない戦争批判的な意味合いを考えることはやめにして馬鹿らしさグロさ女のずる賢さにあきれて大笑いしようっていうバカ監督の本領発揮なクソ映画。このブラックさ馬鹿馬鹿しさに笑えない奴をオレは信じない。(と言ってもいいほどこの作品が好きだ。) 【七郎】さん 10点(2001-12-02 04:24:36) (良:1票) |
23.「文学」が大衆に理解されない現状でバーホーベンの「文学」を理解せよというのも無理というものなのかもしれません。「文学」は決して主題化できないものを無理矢理主題化しようとする奮闘の軌跡。多くの人は何故「そのまま」でしか物事を見れないのでしょうか? 生の尊さをスプラッターとして描くことができることを何故受け入れられないのでしょうか?もちろん私には解りません。この映画を観て一人でも多くの人が「考え」てくれたなら・・・ |
22. 反戦映画って無残なシーンを映し、悲しませるだけのものが多いけど、私が反戦映画と聞かれてパッと思い浮かべるのは「ジョニーは戦場へ行った」「フルメタル・ジャケット」、そして本作なんですよ。この監督の作品、好きか嫌いか完全に分かれるタイプなのは他のレビュアーと同意見。因みにDVDは吹き替えと字幕スーパーでオープニングがちょっと違います。 【クロエ】さん [DVD(吹替)] 10点(2011-09-11 22:30:32) |
21.もう何もかもすばらしい、私の中ではパーフェクトな映画です。洒落の分かる男だよバーホーベンは、ラジー賞の会場来るぐらいだからな。 【たこら】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-01-16 17:13:57) |
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【ニコレット】さん [DVD(吹替)] 10点(2005-11-08 18:06:08) |
19.軍国主義おちょくり映画ともとれるし、「暴力はあらゆる問題を解決してきた」ってセリフからあるように戦争賛美映画ともとれる。確か監督は「死の恐怖がテーマ」とか言っていた。だが結局戦争おちょくり映画に変わりないだろう。表向きはそうしないと、受けが悪くなるから仕方ない。結局はアメリカでは興業的に不振だったようだが(さすがに馬鹿にされてるのが分かったのか)。他にも原作もおちょくってるようで、原作で出てきた強化服なるものが出てこなかったり(これは監督の趣味でしょう)プロパガンダの部分をバカ丸出しで描いていたり、挙句の果てには軍服がナチスのそれとそっくりと、もう全部おちょくり、完全な中傷映画になってる。で、それが遠まわしなやり方だから余計に笑える。ラストのCMの「戦士は戦い続ける。そして勝利する!」の部分なんて爆笑ものだった。これほどエンターテインメント性に優れ、コメディとしても一級品で、SFや社会風刺としても面白い映画は滅多にない。バーホーベン監督には今後も売れるか売れないかなんて関係なく、大金かけて自慰映画を撮り続けてほしい。 【カジ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-01-29 14:35:19) |
18.一見するとただのSFドンパチ物に見えますが、予想以上に奥は深いのがこの映画。ところどころに政府のプロパガンタ的なニュースが挿入されていたり、戦友が胴体真っ二つにされたり、バラバラにされて手足を放り投げられたりしても、主人公含む登場人物達が戦争を肯定するなどして、しかしそれがどこが馬鹿馬鹿しく描かれているのが面白い。でも一番の見所は映像技術のすばらしさとそのセンス。特にバグのCGなどはこれ以上のものを未だ見ないほどの迫力とリアルさ、宇宙船もスターウォーズなどとは違ってデザインがリアルで重厚な感じ、これが艦隊で「ゴォオォォ」って飛んでるのには痺れるね。もうこれだけでも一見の価値あり。 【ういろう】さん 10点(2004-06-14 23:58:15) |
17.現実のドンパチには当然反対やけど、娯楽のドンパチは楽しんでもいいやろ?だって血が騒ぐねんもん。好きやねんもん。こーゆうノリのSF戦争映画。思想とか背景とかこの際、あえて思考停止して日ごろのストレス解消気分でこの映画を楽しんでる俺は、お気楽な馬鹿?でも所詮、映画やしね。こーゆう映画は楽しまなきゃね。俺の本能はこの映画を楽しめと言ってる。本能には逆らえん。娯楽戦争映画好きには特にオススメ。 【なにわ君】さん 10点(2004-05-20 19:15:52) |
16.バーホーベンの嫌味さが爆発。「インビジブル」でもそうだが,この人の映画は徹頭徹尾無機質で冷く,しかもアホである(そこが好きなのだが)。ハインラインの原作も素晴らしいが,キッチュでシニカルな演出で,戦争賛美派マッチョ・反戦派の双方のくだらなさを冷笑するのが実にバーホーベンらしく,原作とはまた違う味わい?の傑作となった。 |
15.最高のB級SF青春ストーリー まさにビバリーヒルズ戦争(昆虫)白書!! 【タップ】さん 10点(2003-12-11 13:30:29) |
14.戦争、青春ドラマ、虫、グロイ、虫、エグイ、さすがバーホーベン。 【腸炎】さん 10点(2003-11-01 21:58:03) |
13.SFXは凄いのに、何か一生懸命に作った気配がしない。話の展開が勧善懲悪なのに、後味がとてもダークな気分になる。なんなんだ…いろいろ考えた結果10点。 【セクシー】さん 10点(2003-10-30 03:52:40) |
12.壮大なストーリーに大迫力の映像映画の醍醐味、感動や涙する事だけが映画じゃ無い。 |
11.これは大傑作ではないでしょうか。スプラッター的描写や暴力的な色彩の濃い演出それ自体に嫌悪感を感じて正視できないという人には無理にお勧めしませんが、SFやアクションが好きな人には見てほしい映画です。B級映画の割にはCGやセットにも金かかってますし、随所に入るニュースシーンやCMなどのインターラプションのセンスも良いです。まさにポール・バーホーベンの真骨頂炸裂って映画です。 |