1.《ネタバレ》 最後は主人公がファンに撃たれて『イマジン』が流れてエンドとかだったらどうしよう…などと想像していたのですが、杞憂でした(苦笑)。それにしても、タイムスリップモノになりそうな設定をパラレルワールドモノにしたところもグッドです。(インターネット検索の繰り返しがヨイw)
「世界からビートルズが消えている」ことを理解したジャックは絶望的な表情を浮かべました。彼が必死にビートルズの楽曲を練習したのは決してビートルズの名声を手に入れたかったからではなかったはずです。だからこそ彼は正確な歌詞を思い出すことに必死になっていたのではないでしょうか…。主人公ジャックとイエローサブマリンの二人が必死にやっていたことは「ビートルズが完全に消えることを阻止する」こと。たとえ「ブラスバンド??」と怪訝な顔をされても、ステージでの "All You Need Is Love" の演奏にわざわざブラスバンドを入れたのも「ビートルズがそうしていたから」だからです…。(ちなみに記者会見の「アレ」はイエローサブマリンの二人が自分たちをジャックに印象付けるためのもの=悪意はなかったワケだから、部屋を訪れた時に「驚かせてゴメンね」とヒトコト言ってくれた方が観客側もスッと納得できたように思います。)ラストで一瞬映った“サージェントペッパー風の衣装”を着て踊っていた2人の姿にも涙腺崩壊なのでした…(つД`)・゚・
そして…後半に登場した78歳のアノ人!!!もう反則だろアレは…(号泣)。ある意味で俺が杞憂していたコトも完全な的外れではなかったようにも思えます…。やっぱり「ビートルズと現在」を描く時には、実は避けては通れない大きなテーマなのかもですね…アノ人の存在って…。
点数は迷ったけど…“ビートルズ加算”で、10点にしちゃう!!!いいだろ?なぁ相棒(デュード)!!!
そして…リリー・ジェームスタン可愛すぎワロス(;´Д`)ハァハァ
【追記】海辺で老人をハグした時に「ビートルズが存在しない世界には別の意味もあった」ことを悟り、そこでようやくジャックはこの世界を受け入れることができたのではないでしょうか…。あの世界で今もジャックは、ビートルズの楽曲をYouTubeにアップし続けているんだと思います…。