2.最近はアニメもあまり見ないけど、この間久々にこの映画を観て子供の頃の色んな記憶や感情が一気に吹き出してきた。初恋は幼稚園の同じ組の誰かだった事、そして初失恋はメーテルだった事も。本当に痛かったなあ...。漫画やアニメで何百光年も共に宇宙を旅してきて、数え切れない程の思い出があって、この映画の最後でメーテルとの永遠の別れを確信した時ハッキリと「あ、俺メーテルが好きだったんだ」と気付いた小学生の自分。まあ劇場映画第二弾の、この「アンドロメダ終着駅」は、銀河鉄道999の集大成的な前作と比べたら映画の完成度として見た場合どうしても見劣りするのは当然だし、スターウォーズ公開後にダースベイダーそっくりのキャラ(黒騎士)はないだろ..。というのは子供心にも思ったし、この映画自体の評価として正直10点はないかもしれないが、前作が鉄郎編なら、この映画はメーテル編としてなくてはならないので、そういう意味でも10点を付けたい。あんな切ないエンディングは他にないよ。ミステリアスで、宇宙一美しくて、厳しくて優しくて、強くて弱くて、母のようで姉のようで時には幼い少女のようで、最後には涙を見せずに黙って男の背中を押す完璧な女性の幻影、メーテルよ永遠なれ。そして...SAYONARA.