1.《ネタバレ》 「恋人たちの食卓」と並ぶくらいこれもすごくよかった。拳法の先生で、書道をたしなみ、家の後継ぎの孫を気にかけ、ひとことも英語を話せない「いかにも」な中国人のおじいさんが、悪気はないんだけど、垢抜けたニューヨーカーの嫁と同居し、案の定うまくいかなくて、同じように厄介者扱いされている台湾人のおばあさんと息子たちの策略で結婚させられそうになるが、「陳さん(おばあさん)にも誇りがある」と書置きを残して家出をする話。家出したあと、バイトさきの店長に不当解雇させられそうになって、拳法をつかってふっ飛ばしてしまい、翌日のNYの新聞で英雄扱いされてしまうなど、面白いエピソードでいっぱい。主演のランシャンは中国の笠智衆と言った感じ?年老いていくことについて悲観的になりかけたときにぜひ見て下さい。勇気がわくと思いますよ。