機動警察パトレイバー2 the Movieのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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機動警察パトレイバー2 the Movie

[キドウケイサツパトレイバーツーザムービー]
1993年上映時間:113分
平均点:7.58 / 10(Review 132人) (点数分布表示)
アクションドラマサスペンスSF戦争ものアニメシリーズもの犯罪もの政治もの刑事ものハードボイルドTVの映画化漫画の映画化
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タイトル情報更新(2024-09-01)【イニシャルK】さん
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監督押井守
演出西久保利彦
冨永みーな泉野明
古川登志夫篠原遊馬
大林隆之介後藤喜一
榊原良子南雲しのぶ
竹中直人荒川茂樹
根津甚八柘植行人
千葉繁シバシゲオ
池水通洋太田功
二又一成進士幹泰
郷里大輔山崎ひろみ
阪脩榊清太郎
西村知道松井
仲木隆司佐久間
立木文彦ブチヤマ
安達忍進士多美子
小島敏彦海法
大森章督小寺
日村勇紀隊員B
中田譲治(サウンドリニューアル版追加キャスト)
佐藤政道(サウンドリニューアル版追加キャスト)
置鮎龍太郎(サウンドリニューアル版追加キャスト)
岡野浩介(サウンドリニューアル版追加キャスト)
伊崎寿克(サウンドリニューアル版追加キャスト)
室園丈裕(サウンドリニューアル版追加キャスト)
坪井智浩(サウンドリニューアル版追加キャスト)
永田亮子(サウンドリニューアル版追加キャスト)
上田祐司(サウンドリニューアル版追加キャスト)
松山鷹志
原作ゆうきまさみ
ヘッドギア
脚本伊藤和典
音楽川井憲次
製作東北新社
バンダイビジュアル
プロデューサー石川光久
渡辺繁(宣伝プロデューサー)
山科誠(エクゼクティブ・プロデューサー)
制作三本隆二(制作担当)
Production I.G(アニメーション制作)
配給松竹
バンダイナムコアーツ(2021年リバイバル)
特撮オムニバス・ジャパン(cap1>【コンピューターグラフィックス】)
作画出渕裕(メカニックデザイン)
佐山善則(メカニックデザイン協力)
藤島康介(メカニックデザイン協力)
黄瀬和哉
沖浦啓之(原画)
今敏(レイアウト)
ゆうきまさみ(キャラクターデザイン)
高田明美(キャラクターデザイン)
安藤真裕(原画)
小森高博(原画)
水村良男(レイアウト)
竹内敦志(レイアウト/原画)
渡部隆(レイアウト)
河森正治(メカニックデザイン)
美術シャフト(仕上協力)
小倉宏昌
平田秀一(背景)
武重洋二(背景)
編集掛須秀一
録音浅梨なおこ
東京テレビセンター(録音スタジオ)
その他IMAGICA(現像)
あらすじ
国連平和維持活動に従事していた柘植は戦闘に巻き込まれるが交戦許可を得られず、部下全員を失う。そして一人生き残った彼は消息を絶つ。数年後、一発の謎のミサイルが欺瞞な平和を享受していた東京を一変させる。政府の対応に自衛隊の一部が反発。戒厳令が布かれた東京は異様な緊張に包まれる。警視庁特殊車輌2課の後藤に接近する防衛庁の情報部員荒川は、事件の背後に柘植の存在を示唆するが…。
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12
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29.《ネタバレ》 魅力的なキャラクター、圧倒的なリアリティ(レイバーをのぞく)、深いテーマ、美しい画面、場面を引き立てる音楽、甘美なまでの台詞回し、そして何よりもこの映画がすばらしいのは、押井監督の恐ろしいまでの先見の明。

この映画の後に起こったのが、地下鉄サリン事件、そして9.11。
さらに北朝鮮のミサイルという脅威にさらされている今、10年以上前に公開されたこの映画は、我々に『新鮮な恐怖』を与えてくれる。

そして、その思想が正しいか誤っているかは関係なく、ただ犯人を逮捕するという、愚直なまでに警察官という職務に(職業ではなく)忠実である主人公達。「正義の味方」をこれほどまでに英雄視せず、くさくも安っぽくもなく描いた映画があっただろうか。

シリーズ未見でなければ、非のつけどころがない映画。僕はこれが押井監督の最高傑作だと思う。
ファイティングアイリッシュさん [DVD(字幕)] 10点(2006-10-01 06:26:17)(良:1票)
28.《ネタバレ》 ログインネーム登録する前もこの名前で投稿してたんですが 久しぶりにこの映画を見たので再投稿します。 
もう何回となく見てる作品で私にとっては「繰り返し見れる数少ない映画の1つ」です。
なんか1部思想の合わない人達には酷評されていますが(笑) 
間違い無く1度見て損の無い作品だと思います。

この映画が10年以上前に封切られた事実もさる事ながら「日本という国の実体」を2時間という枠の中でここまで描き切った作品は皆無でしょう。
それは10年経ったこの現在、現実において切実な問題として表に現れつつ有ります。
国家としての「体」を成して来なかった日本。
いや、それを見せ掛けながら擬似国家として「成立、継続してしまっていた」日本。
今でもそれに気付いて無い人がこの国にどれだけ居るのでしょうかね。

劇中それを「知らしめる方法」と「その方法論」を
押井、伊藤の両氏が激しく、痛烈に掛け値無しに観衆へぶつけたからこそこの傑作が生まれたのだと思います。
私は是非いま10代20代の若い人に見ても貰いたい。
それだけの価値は有る作品です。
一般人さん [映画館(字幕)] 10点(2004-04-30 17:28:13)(良:1票)
27.日本は本当に平和で安全な国だろうか。「平和」「戦争反対」を呪文のように唱えているだけ、TVで嬉々として最新兵器の威力を語り、勝手な戦略を予想し、同じ口で戦禍の悲惨を訴える…全ての時代に人間社会が普遍的に行い続けている「戦争」をブラウン菅の向こうに閉じ込め、目を背けているだけだということにすら気が付いていないのではないか。本作で提示された「戦争」という特殊な状況だけでなく、社会のあらゆる場面において「見えているけど見ていない」「知っているけど分ろうとしない」ことが当たり前になっているのではないか。柘植や荒川や後藤たち登場人物によるドラマ、押井監督と伊藤和典氏が観客の前に抉り出したものの重さは実に悪辣である。しかしこのことから目を背けてはならないのだと思う。エンターテインメントとして成立しながら観客の感性にドス黒いしこりを残す本作はやはり傑作と言うべきであろう。
ぶくぶくさん 10点(2003-05-04 12:45:49)(良:1票)
26.今更なんですが何度も見直せる映画って言うのは非常に少ないのですよね 練りに練られた脚本と場面設定 一見実写で撮れそうな人物の表情も良く見れば決して現実では有り得ない、つまりアニメーションでなければ作り得ないと言う事を作り手が熟知して作った作品だと思います。不満は無い訳では有りません、ほどんど特車二課の面々は今回付け足し程度しか登場せず、しかもバッチシステムのウィルスプログラムの場面などは観客になんの予備知識も無く投げ付けた様な感じが有ります。この辺は何とかならなかったのかな?とも思いました。また内容の重さから言ってもこれは10代の子供向けと言うよりは完全に大人向けのつまりパトレイバーとはあくまで別体でも作り得たフルオリジナルム-ビーと言っても良いのでは無いでしょうか?TVオンエアや漫画しか見た事の無い人はこのパトレイバーに相当面食らった事でしょうね。ともあれこの映画の封切りが20年前なら果たして映倫通っていたかどうか。。。そのぐらいにきわどくしかもこれだけの内容を2時間という枠へ見事に納め切った押井、伊藤コンビの最高傑作である事は間違い無いでしょう。
一般人さん 10点(2003-02-03 02:29:05)(良:1票)
25.アニメ映画でこれほど衝撃を受けた作品はいまだかつてなかったかと思います。

まさかアニメが、日本の安全保障についてここまで深刻かつ真面目に題材として取り上げ、鋭く切り込んだメッセージを発するとは想像もしなかったです。
世間に溢れる戦争や自衛隊を扱う邦画以上に、本作は日本の戦後体制について問題提起し、かつ上質なサスペンスに仕上がっています(人が直接死ぬシーンも、大がかりな戦闘シーンもなくここまで場を盛り上げる展開はお見事)

寒々とした東京湾景に漂う、後藤と荒川の会話。
押井作品お馴染みの「ダレ場」が、本作は一番衝撃度が高く面白かったというまさかの展開(笑)。

本作を普遍的名作にしているのは、①純粋にサスペンス劇としてのクオリティが高い、②日本の戦後安全保障への問題提起(平和憲法・日米安保が続く限りは、本作の問題提起は尚も有効でしょう)、③往年のハードボイルド・フィルムノワール要素漂う人間ドラマ(振られるとわかっていながら女の為にあれこれ奔走する男の姿は哀愁があって入れ込んでしまう)、この3要素が大きな役割を果たしていると思います。

ちなみに私はもう1要素があると思っていて、それは④パトレイバー作品である事を利用したギャップ。
よく本作はパトレイバーである必要がない、ロボットアニメとしてみるとダメという批判がありますが、私は、本作はパトレイバー作品でなければ、ある意味名作には成りえなかったのではと思います。
パトレイバーが旧OVAの頃から醸成してきたあのどこか明るく緩い世界観からは想像もつかない緊迫した展開、実にハードボイルドな人間模様。
まさにパトレイバーからは想像も付かない、というこのギャップが、観客を本作にのめり込ませる、あるいは衝撃を与える大きな要素だったと思うのです。
実際私もパトレイバーをどこか明るく賑やかな近未来警察(ロボット)アニメとして捉えていた為、幻の爆撃→後藤・荒川の会話という連続コンボに大変な衝撃を受けました。

個人的には押井監督の最高傑作だと思います。
nakashiさん [ブルーレイ(邦画)] 10点(2017-11-29 12:00:10)
24.《ネタバレ》  実写アニメ問わず、『見直してる作品ランキング』で間違いなく5指には入っている、それくらい魅了されました。
 相対ではなく絶対評価で採点してるので前作にも10点をつけてますが、個人的にはこちらの方が好き。
 相変わらずプロローグの出来は秀逸、作画はTV版どころか前劇場版と比べてもかなり異なっているが、それが時が経ちバラバラになってしまった元特車二課達の『哀愁』を上手く表現している。しかし、何処に行っても相変わらず元気な太田さんは、そんな彼らを見た視聴者の気持ちが沈みすぎないよう良い緩和剤となっている。
 たった一発のミサイルから日本が内戦一歩手前まで追い込まれていく構成と、それを完全に表現しきっている演出と音楽の結果作品全体から異様なまでの緊張感が伝わってくる、これが本当に凄く、通勤している会社員のすぐ近くや公園内に戦車が陣取っているシーン等は感動すら覚えた。
 話の展開上、ご都合主義とまではいかないが上手く行き過ぎている感は無くもないが、100分の作品一本で完結していると考えれば十二分に許容範囲。
 途中で入る『正義の戦争と不正義の平和』に関しては・・・・正直よく分からないが、直前のシーンがかなり緊迫感があったので休憩と考えればそこまで説教臭いとは感じないでしょう。
 ただ前作以上にドンパチシーンが少なく内容としてはアクションと言うよりはサスペンスに近く、作画の大幅変更など苦手だったり受け付けない方がいるかもしれません。
 網羅はしていないが、これまで見た押井作品の中でも、いや、これまで見てきて全ての映画の中でも屈指の傑作。
ムランさん [DVD(邦画)] 10点(2011-08-06 09:24:17)
23.《ネタバレ》 「平和な国 日本」がなんとなく頭に入っていた私にとって脳天かち割られるほどのショックを受けました。戦争なんて簡単なきっかけで引き起こるし、いつ始まってもおかしくない。いや、もう始まっているかもしれない。っていう見えない恐怖を感じましたね。脚本素晴らしいです。
押井監督の最高傑作だと思います。




鼻くまさん [DVD(吹替)] 10点(2008-01-15 00:20:27)
22.《ネタバレ》 米同時多発テロが起きた時、真っ先に思い浮かべたのがこの映画だった。「戦場の後方にいるに過ぎない」私たちの見せかけだけの「平和」。それが脆くも崩れ去る「現実」。公開当時には難解だったこの映画も、21世紀になった今見直すと、驚くほど正確に未来を予見していたのだと分かる。日本アニメ史上に残る傑作。
フライボーイさん [DVD(邦画)] 10点(2007-11-15 08:23:55)
21.ここまで濃いドラマが作れるのはもはやアニメだけ。今の日本じゃまず実写では不可能に近い。「だから、遅すぎたと言ってるんだ」の言葉は我々にこの問いを投げかけてるが今の平和ボケした能天気な日本人に言っても憲法9条守れとか言ってる政治家や市民団体がまだ日本にいる時点で意味がない。
TRUST NO ONEさん [DVD(邦画)] 10点(2006-12-09 01:52:21)
20.発想が斬新ですばらしいです。アニメでしかもパトレイバーで日本の平和と戦争について扱ってしまうとは!
しっぽりさん [映画館(邦画)] 10点(2006-09-08 08:33:02)
19.「日本はもう一度戦後からやり直すのさ。」テロリズム、緊迫する状況、戦争状態、丸腰の社会、幻想大国ニッポン……。この問題提起っぷりに恐怖を感じずにはいられない。僕と同世代の現代の若者にこそ、観て欲しい映画です。やはり押井守は15年先をゆくのか……!!
ようすけさん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-12-19 23:45:11)
18.10年以上前の作品だが、荒川のアジテーションは予言的、啓示的で今でも強い訴求力を持っていると思います。
NINさん [レーザーディスク(字幕なし「原語」)] 10点(2004-02-11 07:57:45)
17.この街では誰もが神様みたいなもんさ。
居ながらにしてその目で見、その手で触れることのできぬあらゆる現実を知る…………何一つしない神様だ。
β-spetsnazさん 10点(2004-01-24 15:00:48)
16.この映画が作られてから10年、世界で起こるさまざまな出来事を思いながら改めて見直し、この映画のすごさとすばらしさを改めて感じた。テロリストが日本をも標的にしていることが報じられたときに、この映画のさまざまなシーンが頭をよぎって身震いした。DVDのリニューアル版は良くなったとこと違和感を感じたとこが半々ってとこ。これから見る人はやっぱりオリジナル版からがいいかと。1年に1回は見たい(冬に)日本映画史上最高の<戦争映画>にはやはり満点で。
gooseさん 10点(2004-01-02 17:23:42)
15.アニメだからと倦厭している人がいたら、その人は損をしていると思う。ここで描かれるものは、ロボットモノの戦闘ではなく(もちろん戦闘もあるけど)、重厚な人間ドラマ、大人の恋愛だからである。そういった部分での“静”と、戦闘機やヘリコプターを使っての都市を破壊する“動”の部分の緩急が巧みで、演者の落ち着き払った物言いも心に響く。基本的に声優以外の役者がアニメの声をやるのは反対だが、竹中直人と根津甚八はカッチリはまっていた。今見ても見劣りしない画のクオリティもさすがのデキ。日本が誇る最高の“映画”である。
ダブルエイチさん 10点(2003-11-27 18:28:23)
14.俺のヘビーローテーション。環境ビデオと化しています。ほとんどのセリフを空で言えます。でも自衛隊の戦闘機が逸脱したシークエンスの航空自衛隊幹部や航空管制官の演技の素人くささはどうにかならなかったのか。
プロの声優さんにギャラ払うのが嫌で声優学校の生徒さんを動員したんでしょうか。皆、声が若すぎてキャラの年代とあっていない。ここだけ差し替えたDVDがでたら、思わず買ってしまいそうだ。
葛原葛原さん 10点(2003-11-10 18:05:56)
13.第2小隊の出番が少ないのはやや気になるが、あの完全に大人向けのストイックなシナリオにはこの点数しか付けられない。皮肉なのは、今年中東の方で起きた戦争があらゆる面でこの映画よりも幼稚だったこと。
ももひきさん 10点(2003-07-11 01:06:53)
12.傑作。最初はパトレイバーの映画を期待して見ていたが、最後は内容の深さに感銘を覚えた。小生最も多く繰り返し観覧している映画である。荒川役をやった竹中直人はやっぱり巧い!
カマンベールさん 10点(2003-06-26 20:52:39)
11.文句無しの大傑作。日本のSF映画の最高傑作ではないだろうか。日本の首都でいかにして戦争が勃発するかというシミュレーションを、説得力十分に描ききった監督の手腕に脱帽するのみ。さらに机上の戦争に満足せず、戦争論までしっかりと表現することで物語に重みも増している。映画に重厚さを求める人は満足出来るだろう。しかもファンを意識してか、特車二課のメンツを物語のバランスを崩さないギリギリのラインで露出させるところも心憎い。(トレーラーやテレビスポットが安っぽいアニメ映画を連想させる作りになっていたのがつくづく無念…)
二重奏さん 10点(2003-05-27 14:17:10)
10.日本で戦争を語らせたら押井監督の右に出る人はそうはいないだろう。この作品はその中でも最たるものでシナリオ、人物描写、構成どれをとっても傑物。アニメであってアニメでない、入念な入れ込みが物語に現実味を帯びさせている。現代に警鐘を鳴らす問題作。
ひよっこさん 10点(2003-05-24 23:12:49)
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【点数情報】

Review人数 132人
平均点数 7.58点
010.76%
110.76%
221.52%
353.79%
432.27%
5129.09%
6107.58%
71914.39%
82518.94%
92518.94%
102921.97%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.18点 Review11人
2 ストーリー評価 7.46点 Review15人
3 鑑賞後の後味 6.46点 Review15人
4 音楽評価 7.46点 Review13人
5 感泣評価 4.72点 Review11人
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