2.これ、何回か観てるんですけど、大好きなんですよねえ。最初から最後までニコニコしながら観ることができる映画です。設定はかなりぶっとんでいるけど(アインシュタインが相対性理論だけでなくエレキギターやロックンロールのビートまで発明していたとは!)それがまた魅力!それに、この手のおバカ映画にしては珍しく毒っ気が薄いし、下ネタもほとんどないし、どちらかというとほのぼのとした感じもあるんですよ。ヤッホー・シリアス(この名前からして、いい。ハンサムなのに笑いができる人ってなかなかいないですよ)演じるアインシュタインのキャラ(朴訥とした田舎出の青年で、娼婦や貧しい子供たちや精神病院の患者たちとも仲良くなる気の良い兄ちゃん、でも実はすごい天才)もとっても魅力的なんですよね。基本的にはおバカ映画なんだけど、ちゃんとアインシュタインに対する敬意も感じられるし、観終わった後は感動作を観た時の様なさわやかな気持ちになれると思います。(9点)<2006.4.15追記>つい昨日、この作品のDVDを購入して観直したけど、やっぱ良いっす。何かこれはもう、コメディとかおバカ映画とかを超えて、ひたすら可愛くて、愛おしい。泣く映画じゃないのに、泣ける。んで何だか知んないけど、元気が出る。決して映画史に残る名作とか、知られざる名作とかではないのかもしれないのだけれど、より多くの方に観て頂ける事を願って点数+1でごんす。