2.《ネタバレ》 先日、この映画で「エモリー」役をされていたクリフ・ゴーマンさんがお亡くなりになったと知ってなんとも寂しかったです。「エモリー」はこの映画ではイイ味だしてる役なんですよね~!私は大好きでした!この映画はとにかく役者さんが達者!という印象と、ところどころに舞台をみているような(もともと舞台だからでしょうが、多分意図的に舞台っぽくしているのでしょうね)独特の感じがあって、とても強く惹かれました。それに、「ゲイ」がテーマですけど、それとは関係なく主人公マイケルの気持ちがグッと迫ってきて今思い出しても胸が痛いです。残酷な心理ゲームのあと、マイケルがかつての恋人ドナルドの胸に泣き崩れるんですけど、そのあとあっさりと真夜中の街へひとりフラリと消えていくんですよね。その孤独感がまたなんとも寂しい・・。ちなみにこの映画で「恋のおもかげ」を初めて聴いて大好きになりました。全編、やはりトーンはかなり暗いですし好き嫌いハッキリする映画でしょうね~。それにゲイ・ピープルが認知されつつある今どきでは、ちょっとピンとこないかも。(この映画が制作されたのは30年位前ですもんね!私が小学生でランドセルしょってるときにアメリカじゃぁこんな映画撮ってた訳ですよね~!やっぱりスゴイなぁ~!)ともあれ私にしてみると、この映画、ここ10何年間で「特殊な分野」の第1位です。