5.《ネタバレ》 私が子供だった1991年頃、水野晴郎が「真夏の夜のホラー」と題して深夜枠で紹介したホラー映画群で、本作がトップバッターを飾ったのをよく覚えています。そこで大きな衝撃を受け、長年忘れられずにいました。近年DVDが復刻したので再び観る事ができましたが、やはり大変素晴らしいです。後で知りましたが、宗教にハマって出て行った監督の奥さんがきっかけでこの物語を書いたようです。イザベル・アジャーニが最高なのは勿論、皆さんが挙げた箇所以外では、街に本当に誰もいないところ、ハインリッヒの変な動き、子供がバスタブに飛び込んだ時空襲の音が聞こえてくるところ等も好きなシーンです。ピンクソックスは悪魔の使いなのでしょうか、色々推理しても未だに飽き足りません。 【DAIMETAL】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-08-19 07:00:51) (良:1票) |
4.初めは「何でも良いからイザベル・アジャーニが主演している映画を見たい」という気持ちがあっただけなので、正直言って全く何の予備知識もなしにこの映画をレンタルしたのですが、それだけに最初から最後まで圧倒されっぱなしでした。「善と悪」とか、「魂と肉体」(それと「戦争とドイツの分割」?)といったテーマ性も一応は感じることができますが、それ以上に映画全体にみなぎっている訳のわからない迫力に僕は完全に飲まれてしまいました(そして言うまでもなく、この「迫力」の醸成に大きく貢献しているのが、あのイザベル・アジャーニの怪演でしょう)。はっきり言って今の僕にはこの映画が傑作なのかただのキワ物映画なのか判断がつきませんが、「自分がどれだけ気に入ったか」とか「楽しんだか」といったことを基準にすると文句なくこの点数になります。『ジェイコブズ・ラダー』が好きな方はもしかしたら楽しめるかもしれませんので、興味が湧いた方は一度見てみてください。ただ、アクの強さは『ジェイコブズ・ラダー』よりも数十倍上ですが・・・訳のわからないコメントでごめんなさい。 【マーチェンカ】さん 10点(2002-07-07 23:56:19) (良:1票) |
3.最高傑作。アジャーニが演じる、通常の感覚ではとても正視することができない極限の狂気には、吐き気を催すほどの強烈なショックを受けます。サムニールの演技もよい。二転三転するラストの展開は、心臓を鷲摑みにされるような哲学的感動をもたらします。見た後はしばらく立ち直れないでしょう。通常のお涙ちょうだい映画で泣きたがってる人は一生見ない方が無難。 【エンボ】さん 10点(2004-01-14 00:39:43) |
2.人に勧められる映画ではないのは確かです。しかし、このような内容の映画はこれ以外出会えていないし、貴重な映画でもある。 【中途半端】さん 10点(2003-10-15 22:38:47) |
1.中学生の時に何も知らずに見て、アジャーニと影像の美しさでラストまで呆然として観た。ドイツの乾いた空気に憧れた。内容が意味不明でも映画は成り立つということと、美人は狂っててもOKという事を漠然と知った。最後に子供が水につかるシーンは、むごたらしくてショックを受けた。それと、アジャーニの着ている青いドレスが欲しくなった。 【まつとも】さん 10点(2003-01-30 02:05:47) |