2.ハタチの頃の自分を思い出しました。親の期待と自分の希望はそぐわないけど、家を飛び出す野心もない。かといって、若さを前面に押し出して、調子よく刹那的に過ごす友達たちにもなじめない。焦燥感と不満だけあって、何も成し得ていない、その不甲斐なさ。///そんなミュリエルが、心を打ち明けられるロンダに会ったことをきっかけに、少しずつ自信と自立心が生まれていく……中盤、アバの「ウォータールー」を唱う二人の様子に不覚にも涙。ラストシーンにまた涙。///「若い」ってホントに、めちゃくちゃかっこわるい……そしてせつない。いとおしい。そんなことを改めて思わされた、みずみずしい映画でした。名作。