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フィオナの海

[フィオナノウミ]
THE SECRET OF ROAN INISH
1994年
平均点:7.11 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
ドラマファンタジーファミリー動物もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-03-28)【マーク・ハント】さん
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監督ジョン・セイルズ
キャストジョン・キャロル・リンチ(男優)
スーザン・リンチ〔1971年生〕(女優)
脚本ジョン・セイルズ
音楽メイソン・ダーリング
撮影ハスケル・ウェクスラー
編集ジョン・セイルズ
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2.この映画を傑作だ、と言う人は私以外にいないような気がする。退屈な、何でもない映画と一蹴すべき映画なのかも知れない。アイルランドの荒涼とした原風景に、神秘的な海鳴り。寓話的でひどく浮遊感のある、現実性のない不思議な空気。どうしてだろう、私の琴線に触れてしまった。折に触れては観たくなる映画。そして、観ることのない映画。亡くなる前の淀川長治氏が、その年の良作の1つとして挙げていたのを後に知った。とても好きな映画。あまり人の手に汚されて欲しくない作品。だから、また観たいと思うけれど、なかなか観れずにいる。私自身が、この映画の孕む不思議で神聖な空気を汚してしまいそうな気がしてやまないのです。
ひのとさん 10点(2004-01-01 15:47:18)(良:1票)
1.これは神話。といっても神が死ぬ前の神話。ギリシャ神話のような「とっても人間的な神」じゃなくて、「まったく人間的な要素がない」=「神が生きている」神話。映画は、エロス(愛)とタナトス(死)を描きつづけてきたけれど、最近エロスが中心になりすぎてないか? 愛なんてなくてもいいじゃないか、恋なんてしなくてもいいじゃないか! ドラマチックに生きなくてもいいじゃないか! ま、そいうのも確かに大事だとは思うけどさ。でも、そういうのがなくても自分が生きていることには何の変わりもないはず。本来、愛やら恋やらの感情が成立する以前に、世界と自分が「凛」として成立している。そこに生ける神がいる。この映画は、その根源的な状況を想いださせてくれる。すうっと流れるストーリーには、人間くささがなく、ただ清冽な暖かみがある。物語をつむぐのが少女という点も、考えさせられる。僕の心の隅にずっと残っている映画のひとつ。 
wunderlichさん 10点(2004-06-23 14:16:07)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 7.11点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4111.11%
5111.11%
6222.22%
7222.22%
800.00%
9111.11%
10222.22%

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