1.《ネタバレ》 文句なく面白い!!あ~これならつかこうへいさんが人気あるのは分かる。超お嬢さんの身勝手なお見合いの決着を、かけおち、心中するほどの愛を捨てて、実業家への愛に身をまかせるという女性の身の立て方にはっとした。長年つきあった彼への愛も嘘じゃないし、自分を強く思ってくれる実業家に嫁ぐ自分にも美しい理由になる。女性ってたくましいのね。だけど、その心中につきあうのんびりしてる風間杜夫のことには考えが回らないんだね~なんて男の哀しさに共感しました。子どもが生まれると、あれほど風間を大事にしてた岸田今日子の態度がガラッと変わるとこも凄い。女性映画ってこういうのをいうのかもしれないね。宮崎駿、山田洋次、エリックロメールらには描けない女性映画だった。