1.日活ロマンポルノの新人監督たちはアイドル映画の枠の中で作家の映画を撮ろうと一生懸命だったんだけど、井筒は見事に、単純にアイドル映画を撮る。当時はわかんなかったけどそういうことで、だからおおっぴらに誉めることは無かったけれど、密かにこの映画は実に痛快無類ないい映画だった。元気になって映画館を出た。エンドクレジット後のNGカットには泣いてしまった。20年経った今見返しても、80年代風ウィットに富んだ会話をテンポ良くみせる演出やギャグは、十分楽しい。なんつっても「困ったちゃんね」な渡辺典子がよい。声がいい。♪~は~れ、ときどきキルミ、ひとおもいに愛されたいな♪大好き。