9.《ネタバレ》 我が“オールタイムベスト刑事アクション”はもう文句なしに『フレンチ・コネクション』です! この映画たしか公開時期は『ダーティ・ハリー』と思いっきりかぶっていた記憶がありますが、ハリー・キャラハンがマグナム.44なのにポパイはS&Wチーフ・スペシャル、しかも足首にくくりつけられるほど小型というのが対照的で面白いところです。 このポパイ刑事の行動、もはや人間ではありません、もう“犬”です。家族はいない、本能(ホシに喰らいついて離さない)のままに行動するだけ、ロマンスのかけらもなく性欲が要求すれば素人ねえちゃんをひっかける、激しい人種差別感情、アメリカ映画が生んだ最初のアンチ・ヒーローにふさわしいダメっぷりです。これも“映画を撮る狂人”フリードキンだから創れたわけで、あの迫真のカーチェイスの息を呑む迫力には狂気さえ感じるほどです。そしてまるで不条理、無常観がただようラストシーンとテロップがこの映画の本質をよく表しています。 フランケンハイマーが続編を撮りましたが、あまりに雰囲気が違い過ぎて私の中では本作とは無関係なスピンアウトという認識です。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-06-24 00:40:54) (良:1票) |
8.ウィリアム・フリードキン独特の、ニュース映像のようなリアルな画面が、単なるドンパチでない迫力を生んでいると思います。主人公の刑事のキャラクタが、ちょっと暴力的なところが不愉快な部分もありますが、刑事ものなのに、謎解きやアクションの派手さでなく、絵的なおもしろさで充分楽しめます。地下鉄の駅のホームでの尾行シーンなども、騒々しいホームの空気を見事に捉えていて、まるでその場にいるような気分になります。最近の刑事ものはキャラクタ依存の「物語」が多くて、映画的に楽しめるものが少ないので、本作の価値は非常に高いと思います。フリードキンがその後あんまりパッとしないのが残念。 【かねたたき】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2007-02-20 07:12:14) |
【映画の味方】さん 10点(2004-02-17 20:25:43) |
6.ハックマンのしかめ面、寝起き顔、にやけ顔、すまし顔。いつまでも色褪せないカーアクションとカメラワーク。僕の中では最高のポリスアクション。 【ちぇる】さん 10点(2003-05-13 09:36:48) |
5.何もかもがものすごく力強い。文句なしに面白かったです。当たり前だけど、ハックマンさんが若い。カッコイイ! 【ロバちゃん】さん 10点(2002-08-12 15:17:28) |
4.かっこいい映画。静かな調査場面からしだいに車での大追跡。名場面です。ポパイ刑事のしつこさ、執念が伝わってきます 【Haley】さん 10点(2002-03-02 17:29:09) |
3.現在NYはマンハッタンに住んでいます。日本にいた頃に2回見ていましたが、NYで3回目見ました。この映画はマンハッタンとブルックリン、ブロンクスを舞台に徹底的に尾行を繰り返すわけですが、地理的感覚が分かっていると、なおさら面白い!!あーー、今あの辺走ってるなー、とか。脚本がどうこういうより、まさに、カメラが徹底的に追っかけまわすという演出の凄さと主演の迫力勝ちでしょう。大好きな映画です。 【つよぽん】さん 10点(2001-10-18 02:11:18) (良:2票) |
2.無駄を徹底的に削ぎ取ったストーリー展開、一歩引いたところからの目線、見る側につべこべ言わさないテンションの高さ。この作品が30年前のものとは信じられません。フリードキン監督、最高です。が、この人最近はどうしちゃったのでしょうか? 【85】さん 10点(2001-08-05 07:56:48) (良:1票) |
1.私が映画好きになったきっかけがこの映画です。脚本がとても良くできていて、ジーン・ハックマンも頑張ってます。ストーリーといいあのラストといい今の映画界はコレをお手本にしてもらいたいです。 【チャーリー】さん 10点(2001-02-16 19:40:55) |