追いつめられて…(1959)の評価とレビューです。

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追いつめられて…(1959)

[オイツメラレテ]
Tiger Bay
1959年上映時間:105分
平均点:7.40 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画犯罪もの
新規登録(2011-02-06)【S&S】さん
タイトル情報更新(2013-07-18)【ESPERANZA】さん
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監督J・リー・トンプソン
キャストホルスト・ブッフホルツ(男優)コーチンスキー
ジョン・ミルズ(男優)グラハム警視
ヘイリー・ミルズ(女優)ギリー
アンソニー・ドーソン(男優)バークレー
音楽ローリー・ジョンソン
撮影エリック・クロス[撮影]
編集シドニー・ヘイヤーズ
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1.《ネタバレ》  いわゆる「小さな目撃者」ものの初期的作品だろうか。
 口八丁手八丁で鼻っ柱の強い跳ねっ返りの少女ギリ―は、幸せな家庭に育たなかった。そんな彼女がある時、アパートの一室での殺人現場を目撃してしまう。その犯人は彼女が偶然知り合った移民の船乗りだった。
 この二人の「親愛」というべき関係をたて糸に事件の捜査が展開していくが、その核心となるギリ―の証言は犯人を庇って虚偽で繕われ、それに捜査は右往左往していく。そこには思春期に足を踏み入れつつある少女の「大人」に対する不信、拒絶、興味といった様々な心理が交錯しているかのようだ。
 何といってもギリ―役を表情、声使い、そして全身を駆使して演じた当時12歳のヘイリー・ミルズがあってこその作品である。
 そんな彼女の感情の機微を光と影とで彩りつつ掴み取るカメラワークが秀逸。彼女を取り調べる威厳たっぷりの警視を演じるのが実父のジョン・ミルズなので、ウソを平然とつきまくる彼女を厳かに叱責する姿はリアルに「父と娘」の図である。
 また、犯人も被害者もポーランド移民であり、それゆえにともに生きづらさを感じていた。そして犯行時の二人の会話がポーランド語であった点も捜査のひとつの要点となる。このあたりは移民社会イギリスの影の部分を表している。
 国際海洋法の抜け穴をうまく利用して、ギリ―と犯人をまさしく「海に放つ」ラストはまったくの想定外。良い意味で裏切られ、「こりゃ一本取られたな」とニンマリ。
 観た後に吹き付ける涼風が半端ない逸品だ。
あやかしもどきさん [DVD(字幕)] 10点(2025-04-13 21:43:41)《新規》
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.40点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5120.00%
6120.00%
7120.00%
800.00%
9120.00%
10120.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 2.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review2人
4 音楽評価 2.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

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