6.私の1番好きな映画と言ってもいい「欲望の翼」がデジタルリマスターで蘇り、遂に念願の劇場で鑑賞するという事が叶い感無量であった。
今は亡きレスリー・チャンをスクリーンで観る機会なんてこれが最後かもわからないし、ほんとに観れて良かった。
映像的にはそんなに綺麗になっているとは感じなかったが、特筆すべきは"音"であった。
とにかく音の臨場感が凄い。
ザッザッザッザッ‥コツコツコツコツ(レスリー・チャンが廊下を歩く音)
ガチャカチャカチャコンッ(コーラの瓶をカウンターに置く音)
チクタクチクタクチクタク(時計の音)
ザーザーザーバシャバシャバシャ(雨の中車を走らせる音)
キーコキーコキーコ(壊れそうなワイパーの音)
という具合だ(文字で書くと訳がわからないけど)
そして、ザビア・クガートのゆったりした音楽に癒される。
前作「いますぐ抱きしめたい」で大袈裟すぎる演技とアクションで暴れまくったアンディ・ラウとジャッキー・チュンが別人みたいな落ち着いた演技なのも良いね。
あとはひたすらレスリー・チャンのカリスマ性溢れる魅力に悶えるのみ。