44.《ネタバレ》 「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」と並ぶしんちゃん映画の中でも名作中の名作である。ここでもまたしんちゃんは相変わらずのギャグで笑わせ、そして、大いに泣かさせてくれる。野原一家の家族の団結力の素晴らしさと一方でしんちゃんが出逢う二人の大人の恋物語、それもやたらめったら好きだとは声に出さない大人の恋の物語としての泣かせ方の上手さ、青空侍、おまたのおじさんと簾ちゃんとの恋の刹那さ、色んなものがこの映画を単なるギャグアニメの枠に収まらない素晴らしい作品に仕上げている。しんちゃん映画の醍醐味、笑い、感動、全てがこの映画の中に見える。これもまた素晴らしい名作である。しんちゃんを馬鹿にして見ようともしない人達、特に大人に見て欲しい。そして、家族の素晴らしさを知って欲しい。しんちゃんだからってけして、馬鹿にして欲しくない。正しく見終わった後に「アッパレ!」と叫びたくなるぐらいの名作です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 10点(2021-07-31 21:06:46) (良:1票) |
【マントタヌキ】さん [インターネット(字幕)] 10点(2017-01-21 23:03:51) |
42.《ネタバレ》 この映画を越えるクレヨンしんちゃんの映画はいつになったら現れてくれるのか。。 |
41.《ネタバレ》 「ルパン三世」に「カリオストロの城」があるように、「うる星やつら」に「ビューティフル・ドリーマー」があるように、テレビアニメの劇場版には時々本来の作風とは全く違った作品が存在する。「クレヨンしんちゃん」にとっては本作がまさにそうで、徹底的に凝った時代考証はこれが本来子供向けのアニメであることを忘れるほど徹底している。合戦シーンはリアルで、とても素晴らしい。それにも増して素晴らしいのが又兵衛と廉姫のラブストーリーだ。高虎との合戦に出かけて行った又兵衛を心配して廉姫が思わず駆け出していくシーンは、彼女の心情が伝わってきて感動的。そして、又兵衛が撃たれるシーンからエンディングまでずっと泣きっ放しだった。こんなことここ何年かではなかったことだ。本当にみんなに見てもらいたいと思う傑作中の傑作である。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2012-09-29 17:59:12) (良:4票) |
40.《ネタバレ》 お正月に観る映画は特に気を遣う。できればハズレのない名作を観たいのだが、あまり時間がないので、上映時間は短めが良い。そんなわけで、ここ数年はお正月にはアニメを観ることにしている。そして、笑いと感動を同時に味わえる作品と言えば…『クレヨンしんちゃん』しかない。中でも、『アッパレ!戦国大合戦』は10点以外つけようがないほどの傑作だ。今年もまた、しんちゃんを観て笑い転げて、感動のあまり涙するのだろう。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 10点(2012-01-04 23:28:18) (良:1票) |
39.おい、青空侍。これでもう号泣。時代考証に力を入れたと言われるだけあって、合戦のシーンは見応えありました。戦と言えど、のんびりしたものですが、実際あんな感じだったそうですね。姫が手を振る、肘が露になると侍女が「はしたない」と袖を上げる。 これは下手をすると若い親にすら意味がわからないかも知れない。 姫の声が今どきの「萌え」じゃないのもいい。観てよかった。 【MILA】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2011-10-27 02:27:21) |
38.一見よくあるストーリーなのだが、たくさんの素敵なメッセージがとても繊細に力強く入っている奇跡的な映画。作った人は天才だと思う。アニメやクレヨンしんちゃんに反射的な抵抗感を持たない人ならば、オススメです。 【鈴木】さん [DVD(邦画)] 10点(2010-08-13 22:17:24) |
37.《ネタバレ》 だめだー!見始めた時は所詮しんちゃんでしょ?なんて思ってたのに。「かあちゃん!」の台詞に全身鳥肌が立ってしまった。ナメてました。この戦国大合戦、勝ち負けでいうところの完全に私の負け戦であります。10点献上。 【はらへり】さん [DVD(邦画)] 10点(2009-12-19 23:13:43) (良:1票) |
36.くれしん映画としてではなく、映画として大満足のでき!!!簾姫と又兵衛の悲恋が中心となっている。湖のほとりのシーンだけでもう十分。凛とした美しさに身が引き締まる想いだ。しんちゃんの程よいユーモアがいい効果を出している。大人帝国より完成度高い!!!泣けた!!! 2009/09/21 クレヨンしんちゃん作者の臼井義人さんが亡くなられました。楽しい作品をありがとうございます。ご冥福をお祈りします。 【承太郎】さん [DVD(吹替)] 10点(2009-09-21 23:59:15) |
35.基本的にクレヨンしんちゃんは、嫌いだ。クレヨンしんちゃんの真似してるガキ見たら叩きたくなるぐらいだし。でも、この映画は別物だ。他のサイトで絶賛されてるので見たら涙が出た。大河ドラマよりも時代考証もしっかりしてるし(戦のシーンなど)。姫のような女性も又兵衛のような武人も今では死滅してるが、昔はちゃんといたんだろう。日本アニメ史上に残る傑作。人に勧めても「クレヨンしんちゃんでしょ!?」と言われるのが、ちと残念。確かにクレヨンしんちゃんは、いなくてもいいと思うしな。 【パオ吉】さん [DVD(邦画)] 10点(2009-08-02 09:36:48) |
|
34.《ネタバレ》 『クレヨンしんちゃん』というと元々は青年誌の連載、子供視点から大人の世界をシニカルに捉えた大人向けなマンガだった訳ですが、テレビアニメ化の際に思いっきり子供向けにされてしまったという経緯があって、ヘンなファンタジー路線の初期はひたすら違和感との戦いでした(『クレしん』も『あたしンち』も安易に『ドラえもん』理論で作られてしまったような)。原監督になってからは全くの子供向けからの軌道修正が図られたようで、大人も楽しめる『クレしん』路線は原作に対する回帰を感じさせました。さて、本作は廉ちゃんとおマタのおじさんの美しくて悲しい物語。しんちゃんは脇役気味だし、ひまわりなんか、もう「いたっけ?」くらいに目立たなかったけれど、しんちゃんがいたからこそ、廉ちゃんとおマタのおじさんの物語が輝いた訳で。子供で、今の時代に生きるしんちゃんの、正直な発言が、廉ちゃんの心を開き、おマタのおじさんの本音を引き出してゆくのですから。アニメ、しかも『クレしん』の世界で描かれた、真っ直ぐな「男と女」の物語は、日本映画史に刻まれるべき名画でした。でも、大人も楽しめる路線は結局この作品が極で、その後は原監督が降りて迷走気味、遂にはまた完全子供向けに戻ってしまって、原監督が『タマタマ』から『戦国』まで重ねた努力を無にするつもりか?みたいな感じがしておりますが。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 10点(2009-04-14 00:40:32) (良:1票) |
33.妻投稿。前作は先の見えない21世紀において「家族のために未来を生きる」という力強いメッセージが込められた作品で、だからこそ多くの人を感動させることができたわけですが、監督が本当にすごいところはこうした大感動作も決して万能ではないと理解し、今作品では前作のメッセージに諸刃を突き付けかねない難題に挑んでいるというところだと思います。というのも前作のメッセージが届くところは自分も家族も殺されたり死んでしまう可能性がほとんどない「未来のある」世界。でも世界には、いいえ日本にだってオトナ帝国に惑わされた大人たちが感じていた絶望とは別の「暴力」「死」という名前の絶望に苦しんでいる人がいて、この映画はその人たちに捧げられたのだと思います。死や暴力が日常的な世界の住人を「生きることに必死で何かを考えたりはしない」と決めつける心理学者も多いみたいですが、彼らだって恋をするし、笑ったり子供に嫌われて焦ったりもします。そして「自分がどうあるべきか」に対してとても真摯です。この作品はラストサムライ的武士道や戦争や平和よりも、人間はどんな状況下でも美しく生きられるのだという事を力強く訴えているのだと思います。 【はち-ご=】さん [DVD(邦画)] 10点(2009-03-10 21:21:03) (良:2票) |
32.《ネタバレ》 井尻や廉姫の純情な恋愛劇もさることながら、やはり野原一家の描写が素晴らしいです。自分は女だからか、女視点で見てしまうのですが…「野原一家ファイヤー!」のひろしに合わせてひまわりとしんちゃんを抱きかかえて、身を挺して伏せるみさえ。しんちゃんに危機が迫った時、咄嗟にしんちゃんをかばい刀にむかうみさえ。「かあちゃん!」と叫ぶしんちゃんの台詞に思わず胸がキューンとなり、涙がボロボロッとこぼれました。うんうん、母親ってこうなんだと思う。子供がピンチだったら母親はなりふり構わず守るし、そして家族のピンチになったら父親は家族を守るために闘う。自分も野原一家のような『家族』を築きたいなあとしみじみ思った映画。 【どぶん子】さん [DVD(邦画)] 10点(2008-01-30 15:17:04) |
31.《ネタバレ》 これは本当に劇場で観たかったです!クレヨンしんちゃん最高傑作だと思います( `・ω・´) しんちゃん必要ないじゃんっていう意見も目立つけど、おまたのおじさんが銃弾に倒れたときしんちゃんが流した涙に心を打たれました。しんちゃんはお尻を出して歩行したり、局部を露出したりお下品で変わった子っていうことで、悪影響とか言われてるけど、あの時流した涙はしんちゃんおまたのおじさんの「死」を悟っているから流せるんだよね。5歳で人の死を理解して涙したしんちゃんは、すごいと思うな~・・・。 【尤紀ё】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-12-17 00:27:12) (良:1票) |
30.《ネタバレ》 映画館で見たかったと後悔する作品。前のオトナ帝国でもそうだったけど、この作品は「世間から格好いいと大小判を押される」生き方よりも「自分の人生を自分なりに生き抜くことの素晴らしさ」を描いていると思う。又兵衛は「鬼井尻」という名前で春日の人からは尊敬されていた。そんな自分を半分は誇りに思っていたのかもしれない。しかし彼を愛する者は、そんな事望んでいなかった。日がな一日空でも眺めていて欲しかったのだ。だが時代が、価値観が、優しく不器用な、ただ愛する物を守りたいだけの人間を人殺しの舞台に送っていく。皆に尊敬される英雄なんて優しい人間がやるべきではない。素晴らしい生き方(というより幸せ・・かな?)とは、家族でも友人でも、身近な人の幸せを願いながら、出来る限りの範囲で生きていく事じゃないかと、私は映画を見てこう解釈した。 【ヤブラシ・ガイカン】さん [地上波(邦画)] 10点(2007-09-18 17:49:15) (良:4票) |
29.史上最強の親子映画。普通、親子映画って言ったら大人が子供目線に降りて見るもの。そして鑑賞後、子供が楽しめたことを確認して満足するもの。 ところがコイツは全然違う。親が子供とまったく同じ目線で見て、子供のことを忘れる映画。そして鑑賞後、親が子供の胸倉つかんで、人生、恋愛、親子愛、戦国時代を熱く語ってしまう、そんな映画。 この映画を見たのは公開最初の日曜、真昼間。親子連れで超満員の中。前作をビデオで見て良かったんで、そのお礼のつもりだった。内容は期待していなかった。 ところが、だった。子供の爆笑につられて大笑いしたこと、ラストで涙をこらえるのが大変だったこと。忘れらない映画体験になった。 あれからもう5年。だいたい1年に1回のペースで見直している。ハズレ映画に連続して当たった後なんか、特に見たくなる。 【まかだ】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-03-21 02:51:12) (良:3票) |
28.《ネタバレ》 すごくよかった!心からいいと思った映画です!クレしんの前作は凄かったので最初の方のギャグからしてあぁ前みたいに楽しい映画になるかなぁと思ったけど、またもいい意味で期待を裏切ってくれた。「北と南で生まれた人が京で出会って恋に落ちた」みたいな事を言っていた。これがとても凄いことだと感じた!好きな人と結婚できる今は凄いんだ! 【ランニングハイ】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-04-22 00:02:17) (良:1票) |
27.20回ほど見て、クライマックスで20回とも泣いた作品です。いやいや、何度見ても最後の展開には涙が止まらない。単純な人間の「死」。これでも十分泣けますが、それまでの伏線、アニメならではのビジュアル効果、それらがうまく使われて感動がさらに大きくなるもんだと思いました。そして笑わせるところはしっかり笑わせてくれる。これだけメリハリのある話の流れを作るのは大変だったのではないでしょうか?とても満足させていただきました。満点。 【ロボ(⊃゚ω゚⊂)】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-11-11 01:56:59) (良:1票) |
26.「おい、青空侍」このセリフから感じられる優しさと深い愛。もう傑作という言葉しか見つかりません。世界の中心で愛をさけぶ事も無く春日の国でひっそりと愛を成就する事すら出来なかった二人の悲しい物語とひろしの獅子奮迅の活躍、みさえのしんのすけを守る母性の美しさなどの色々な感情が凄い勢いでおれの体を駆け巡りました。廉姫様、今の春日部はのどかで平和ないい所ですよ。近所にロビンソン百貨店もTSUTAYAもあります。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-08-05 20:33:53) (良:2票) |
25.台詞一つ一つが良く出来ていて、身にしみます。 歴史考証もしっかりしているし、心地よく騙された気分。 【ビアンキ】さん [DVD(吹替)] 10点(2005-05-22 22:26:13) |