2.《ネタバレ》 これでもかっていうぐらい小ネタ満載。映画の手法を逆手に取ったギャグが多く、初っぱなの汽車の屋根での格闘シーンから、映画のお約束をぶっ壊し続けています。牛に化けての敵地潜入や、博士が掘った脱出用トンネル、水中の決闘シーンでニックが刻むステップなど、大好きなジョークだらけで、もうたまりません。
ヴァル・キルマーのイカれた格好良さもあいまって、自分にとっては最良のコメディー映画として燦然と輝く存在です。ただ、現在ではこの映画を出典とする(であろう)ギャグがあちこちに見られるようになったため、今見ても新鮮味はないかもしれませんね……。この映画を当時見れたのは幸運としかいいようがないです。