2.《ネタバレ》 この映画、日本初公開以来(といっても、確か90年くらいのこと)、何度見たことだろう。それくらい好きな映画。この夏、また見直してしまった…そして、また、感動。
「舞台と人生はなぜ違うの? 舞台ではうまくいくのに人生では愛を壊してしまう。真実はどこにあるの? どこまでが芝居でどこからが人生なの?」ああ、こんなせりふを聞いてしまっては、もう、震えるしかない。
実人生で自分の居所を見出せなかったカミッラ、彼女が帰るのは舞台の上のみ。舞台の上でしかカミッラは存在し得ないのだ。「さびしいかい?」と問われて、「少し」と答える、ラストのカミッラ(=マニャーニ)の、絶品の表情。
至福!