【ダージン】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-09-17 22:28:23) |
8.《ネタバレ》 この映画が面白いのは「多重人格者の頭の中」で起こる殺人事件、という設定を途中でバラしていること。この設定がもし結末でバラされていたら「ふざけんなよ」である。頭ん中ならなんだってOKじゃん、って話だ。■しかしこの映画の眼目は「多重人格者の頭の中」で、連続殺人事件の形をとりながら、「多重人格を矯正する」「一つの人格にする」こと。だから途中でネタをばらし、ジョン・キューザックは真犯人を捜す=多重人格を矯正するために、探偵としてモーテルに再登場する。つまり、「多重人格者の頭の中」という新たなルール設定のもとで犯人探しが行われる、いわばSFミステリーの形式をとること。■また、途中までの連続殺人事件もなかなか堂にいっていて、シャツに血が付きジャケットには血の付いていないレイ・リオッタとか、交通事故死した人物のナンバーキーを発見する段取りとか、インディアンの呪いを暗示するとか、ミステリーファンには嬉しい趣向も多く、これはなかなかの佳作、実にワクワクするいい映画だと思う。(記憶が結構薄れているのでディティールに間違いあるかもしれませんが)しかし、あのデブ禿げがキューザックつうのはちょっと厚かましいよな。 【まぶぜたろう】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-05-11 00:56:44) |
7.《ネタバレ》 くぅ~、途中でネタバラシもあったので、おおよそのオチは予想できたのに、ううう!楽しかった。決して「あっと驚く」ような要素もなかったんだけど、良かった。心の深い所での葛藤が良くわかる映画で、多重人格者の気持ちを少し体験できた気がします。(また2度レンタルしてしまった、惹かれるタイトルなのね) 【紅】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-04-15 00:26:49) |
6.《ネタバレ》 質の高い映画だと思う。「夢落ち」でリアリティがないと言われればそれまでだが、雨にガードされて外に出れないMOTELはまさに心の中を表しているし、車の爆発の後、全員の死体を消すことで、犯人の坊やの存在を観客の頭から消そうとする(死んだと思わせる)仕掛けも見事。あの坊やが最後のシーンまで一言もしゃべらないのも後から考えれば大きな意味があった。随所にヒントが散りばめられている「伏線の映画」であり、何度も繰り返して見てみたい。自分としては、この数年で最高の部類に入る映画。 【ぼぎー】さん 10点(2005-03-13 15:35:14) |
5.《ネタバレ》 いやいや面白かったですよ。 途中で分かりかけて来るんだけど、分かりたくない(騙されていたい)という妙な感覚に襲われてしまった(私も危ないかな?) 頭の中での世界と現実の世界でのギャップが少々気になるけど、時間が短いのでそれ程不満には思わなかった。 現実の世界で、エドがガラスに映った自分の顔を見て驚くところは笑っちゃったなぁ。 よりによって写ったのがあの顔じゃびっくり度も上がるよね。 【よっさん】さん 10点(2005-01-15 17:34:31) |
4.すっかり騙されました。ふむ、そ~だったのか。題名からして普通は気づくだろうが、そこを流していました…。もっと英語を勉強しよう(笑)とにかく素直に作品の完成度に感動。というか衝撃度に感動。あのガキが出てきた瞬間、思わず吹き出しました。「ヤラレタ!!」と…。めちゃくちゃ他人にお薦めしたい作品です。まぁ出来れば、なんでも素直に呑み込める単純な奴に…。 【西川家】さん 10点(2004-12-01 16:51:59) |
3.太宰治は、推理小説の事を、「読者をいきなり背負い投げするようで嫌い」みたいな事を書いていたが、私はこの映画で、みごと背負い投げを食らいました。 2時間、浮世を忘れて、映画の世界に埋没できました。 ありがとう、製作者の方々。 【ひでぼん】さん 10点(2004-02-23 23:24:00) |
2.映画館じゃなくレンタルして観てんけど、めちゃくちゃおもろかった。どんでん返しがあるのはわかっててんけど、ストーリーなんかの予備知識がなかったんがよかったんかな。 それともあんまり構えずのめり込んで観たからなんかな。とにかく時間なんてあっという間に流れるくらいドキドキしてもうた。ユージュアル・サスペクツとか観ておもろいって思った人はオススメやと思う。 【なにわ君】さん 10点(2004-02-11 00:33:31) |
1.《ネタバレ》 脚本が素晴らしい。よく練られ、丁寧に作られた極上のサイコサスペンス物。何も予備知識を入れないでいったんですが、傑作。脳内ならなんでもありですが、参りました。一瞬、ドリームキャッチャーが頭をよぎりましたがw 【ロカホリ】さん 10点(2003-11-06 21:10:04) |